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森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 すっきりしないスカイマーク再建

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月27日(金)07時01分6秒
  森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 すっきりしないスカイマーク再建

民事再生法の適用を申請して経営破たんしたスカイマークの事業再生が、いまひとつすっきりしない。20社を超えるスポンサー候補企業が名乗りを上げてはいるが、どの企業が選ばれるのか見通しがつかないのだ。最大の理由は、スカイマークがキャンセルしたエアバス社の「A380」6機の解約違約金が確定しないからだ。
 報道では、エアバス社は7億ドル(840億円)以上の違約金を債権として届け出る見通しだ。スカイマークは、現時点では債務超過ではないが、この額の違約金を請求されると債務超過に陥ってしまう。そうなればスポンサーの負担も当然違ってくるから、具体的な再建計画を詰められない。スカイマークの経営破たんを招いた最大の原因であるA380の導入が、再建計画にまで尾を引いているのだ。

 A380は、総二階建ての世界最大の航空機で、キャビンの面積はジャンボジェットの1.5倍にも及ぶ。しかし、開発が始まった1980年代とは異なり、現在の航空業界は、小さな飛行機を高い頻度で飛ばす方向にトレンドが変わっている。だから、ANAもJALも、A380を見送った。その中で、スカイマークが国際線就航のための機材としてA380を選んだのは、致命的な経営ミスだったとしか言いようがない。
 判断ミスの背景には、スカイマークの資本構成があったと思われる。2003年、スカイマークが経営危機を迎えたとき、情報通信の会社を手掛けていた西久保愼一氏が、35億円を出資して経営危機を救った。同時にスカイマークを設立したエイチ・アイ・エスを経営から離脱させて、西久保氏自身がスカイマークの社長に就任したのだ。その後40億円の追加出資することで、西久保氏の持ち株利率は30%を超えることになった。
 最大の出資者が社長の椅子に座れば、誰も逆らえない。航空産業の常識で考えれば暴挙としか言いようがない超大型機導入という経営判断のミスは、西久保前社長の独裁の下で行われたのだ。

 ところが、民事再生法の適用を申請したあと、西久保氏は、自分の持ち株をすべて売り抜けた。通常、民事再生法の適用を申請すると、株価は1円とか2円になってしまうのだが、スカイマークが債務超過でなかったために最大40円程度の株価がついていた。西久保氏の懐には10億円近い金が残ったことになる。
 もちろん西久保氏は75億円も出資しているから、損失といえば損失なのだが、重大な経営ミスをしたオーナーの手元に資金が残り、スカイマークの株式を買っていた投資家は道連れになり、債権者も債権を大幅にカットされる。一番の被害者はエアバス社かもしれない。このままでは、解約違約金も大幅にカットされるのが必至だからだ。もちろん、それが資本主義のルールなのだと言われたら、それまでだが、すっきりしない結末であることは確かだ。
 また、再建のスポンサーにエイチ・アイ・エスが名乗りを上げているのも腑に落ちない。エイチ・アイ・エスは、そもそもスカイマークの経営危機を作った張本人だ。それが、スカイマークが安く買えるとなったら、また手を挙げる。資本の論理が、公共交通を振り回すようなことが許されてよいのだろうか。

週刊実話 2015年4月2日 特大号
 

落語好き会社員から人間国宝になった〈桂米朝〉 89歳の大往生

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月27日(金)06時56分31秒
  落語好き会社員から人間国宝になった〈桂米朝〉 89歳の大往生

三月十九日、落語家の桂米朝氏が肺炎で亡くなった。「舌先三寸で客を手玉にとれたら」と語った八十九歳の生涯は、落語に魅せられ、落語に賭した人生だった。

 臨終当日の様子を、五十年来の親交がある落語研究家の小澤紘司氏が語る。
「昼前に入院中の病院に行くと、テレビをご覧になられていました。私は約五年間、米朝さんの自宅で資料整理をしているため、『今日も行ってきます』と挨拶した。米朝さんはこの頃はお話しされることはあまりないのですが、ジッと見つめて見送って下さいました」
 その晩、静かに逝った米朝氏の噺家人生は、小学生の頃、神主だった父親に連れて行かれた寄席から始まる。自宅には落語や講談を特集する文芸誌があったが、友達の家にある『落語名作集』も借りてきては読みふけった。旧制中学を卒業する十八歳の頃には、『蝦蟇(がま)の油』の口上を謝恩会でまくしたて、教師からも喝采を浴びたという。
 そして大きな影響を受ける二人の人物に出会う。
「大東文化学院の学生として上京して出会った作家で落語研究家の正岡容(いるる)と、戦後に二十二歳で弟子入りした四代目桂米團治です。戦後は神戸で雑貨の卸会社に勤めながら落語愛好家として活動していたのですが、友人が働きながら米團治に入門したことに刺激を受け、自身は住み込みの内弟子になった」(文芸担当記者)
 だが、病死した父親に代わり面倒をみてくれていた叔父から猛反対され、故郷・姫路に呼び戻される。
 十八歳から親交がある日本舞踊家の坂東大蔵氏(84)が当時を振り返る。
「姫路では郵便局員をしていました。窓口で頬杖をついていたのを覚えています」
 そんな鬱積した日々のなか、五一年、二十五歳のときに、師である米團治が急逝する。
「死んだらしまいや。今度こそ落語一筋、悔いのないように生きよう」
 米朝氏は、日経新聞の「私の履歴書」でそう述懐している。
 だが漫才ブームのなか、春團治を始め一線の噺家の物故が相次ぎ、上方落語は押されてゆく。元毎日放送記者の宮田達夫氏は、六〇年に米朝氏からこんな手紙を受け取った。
〈全然、寄席に笑いが起こらなくなりました。(戎橋松竹は漫才の寄席になったのも仕方ありません)〉
 この時期、米朝氏はラジオ番組の司会やバラエティ番組の出演を始める。生来の博識と知的な語り口は落語に無縁な人々の関心も集めて、その後、独演会を始めると大成功。『桂米朝上方落語大全集』のレコードも累計百万枚を超えた。そして九六年、七十歳で人間国宝となる。
 前出・坂東氏に、米朝氏はこう話している。
「有難いことやけど、今の時代やからや。僕が明治に生まれてたら、上手い人ばかりで噺家としてとても通用せえへんわなあ」
 また、坂東氏はこんな場面を目の当たりにした。
「ある年の冬、風邪でガラガラ声の時があった。しかし高座にあがると喉を使いこなして噺を披露した。本物の噺家を見た思いでした」
 弟子の桂ざこば氏(67)はしんみりと語る。
「映像や音源で芸は残るけれど、もう声をかけられないのが寂しい」
「週刊文春」2015年4月2日 春の特大号
 

チュニジア博物館テロの衝撃 GW旅行 危険な観光地リスト

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月26日(木)10時53分53秒
  チュニジア博物館テロの衝撃 GW旅行 危険な観光地リスト

「あの国でテロが起きるようであれば、もうどこで起きてもおかしくない」
 日本人三人を含む二十一人が犠牲となったチュニジアのテロ事件で、多くの中東専門家がそう述べるのは、この国が北アフリカきっての治安の良さを誇っていたからだ。いまやテロの危険は世界中に広がっている。

 三月十八日、チュニジアの首都・チュニスにあるバルドー博物館を自動小銃で武装した男たちが襲撃した。現地の過激派組織「アンサール・シャリア」の犯行との報道もあるが、事件翌日の十九日には「イスラム国」も犯行声明を出した。
「イスラム国は『このテロは始まりに過ぎない』と宣言し、テロを今後も続けることを明らかにしています。自分たちの力を誇示するために『やった』と宣伝しただけの可能性もありますが、実際に声明の翌日にはイエメンでもテロが起き、イスラム国が犯行を主張しています」(外信部記者)
 現代イスラム研究センターの宮田律理事長が話す。
「二〇一一年のジャスミン革命で前政権が倒れるまで、チュニジアは市内の至るところに警察官が立って市民を監視する警察国家でした。革命後も強い警察は引き継がれ、治安は良好だった。ただ、隣国のリビアがカダフィ政権の崩壊後に無政府状態となったために、大量の武器が闇に流れている。国境を越えてチュニジアにも入っており、テロの温床となっているのです」
 日本人が海外で遭ったイスラム過激派によるテロ事件と言えば、一九九七年にエジプトの観光地・ルクソールで起きた襲撃事件がある。日本人十人を含む観光客六十一人が殺害された。なぜ観光客が狙われるのか。
「観光産業に依存した国では、テロにより観光客が遠のけば政府にとっても打撃となる。チュニジアでは一昨年にも中部で観光ホテルを狙ったテロ未遂事件がありましたが、これも同じ目的でしょう」(公共政策調査会の河本志朗第二研究室長)
 四月下旬から始まる大型連休では、四十万人以上の日本人が海外旅行をすると見られているが、テロのリスクはあるのだろうか。
「中東や北アフリカなど、従来から危険性が高いと認知されているところはもちろん、安全と思われていた欧米各国でのテロの可能性も高まっています。イスラム国への空爆作戦を実施している有志連合の参加国への報復的なテロに要注意でしょう」(外務省関係者)
 中東や北アフリカから大量の移民を受け入れているヨーロッパでは、移民二世や三世がイスラム国に戦闘員として参加するケースが相次ぎ、深刻な問題となっている。その数は最も多いフランスで千二百人、イギリスでも五百人に上り、一部が帰国後にテロを実行する恐れが指摘されている。
 在仏ジャーナリストの広岡裕児氏が言う。
「一月の風刺週刊紙『シャルリー・エブド』襲撃事件以来、軍が頻繁にパリの街を巡回するようになり、エッフェル塔やルーブル美術館、シャンゼリゼ通りなどに自動小銃を抱えた兵士が立っています。かつてないほど厳しい警備態勢になっており、当局がこれらの場所でテロが起きると想定していることが窺えます」
 イギリスはどうか。
「英国内務省は昨年からテロ警戒レベルを五段階あるうち上から二番目の『シビア(深刻)』としています。これは高い可能性でテロが起き得るということ。実際に今年二月にはソマリアのアルカイダ系組織が、ロンドン市内のショッピングモールや中心部の繁華街、オックスフォード・サーカスでのテロを予告した。日本大使館は在留邦人に〈日本語であっても公の場での言動に注意〉、〈一つの場所に不必要に長居しない〉などの注意喚起もしています。入国時のパスポート・チェックも強化されており、これまで比較的審査が簡単だった日本の観光客にも長時間にわたり厳しく行われています」(在英ジャーナリストの伊藤雅雄氏)

NYの地下鉄テロ計画

 北アフリカに近いイタリアでも懸念が高まっている。
「イスラム国の浸透が進むリビアから不法移民が地中海を渡って続々と入り込んでいます。テロの危険性があるのは、カトリックの総本山であるローマのサン・ピエトロ大聖堂。昨年、ネット上で公開されたイスラム国の機関誌『ダービク』の表紙には、大聖堂前の広場にイスラム国の黒い旗が掲揚されている合成写真が使われていました。象徴的な意味を持つ場所だけに、過激派が狙ってもおかしくない」(在欧特派員)
 ヨーロッパでは、今年に入ってベルギーやデンマークでイスラム過激派によるテロ事件が起きている。では、北米はどうか。
「カナダでは昨年十月に国会にあたる連邦議会でイスラムに改宗したばかりの男が銃を乱射する事件がありました。銃社会の米国と違って治安が良いとされてきたカナダも、もはや安心できなくなってしまった。
 当然のことですが、有志連合のリーダーである米国はもっと危ない。昨年九月に訪米したイラクのアバディ首相が、イラク国内で拘束したイスラム国のメンバーからニューヨークの地下鉄テロ計画の供述を得ていたことを明らかにし、米国メディアは大騒ぎとなりました。米国当局は『差し迫ったテロの危険を示す証拠はない』としていますが、同時多発テロや一昨年のボストンマラソンでの爆弾テロなどで、米国ではテロへの警戒が非常に高まっています」(ワシントン特派員)
 さらに気をつけるべきなのは、東南アジアだ。
「インドネシアの過激派組織『ジェマア・イスラミア』の一部がイスラム国に忠誠を誓っています。二百人以上の犠牲者を出した〇二年のバリ島のディスコでの爆弾テロもこの組織によるものでしたが、こうした“反イスラム的”な場所は要注意。また、インドネシアの過激派は米国だけでなく、豪州も敵視しており、〇四年には首都ジャカルタにある豪州大使館で爆弾テロが起きています。インドネシア国内の豪州の権益が及ぶ場所、豪州の観光客が多いところはテロの標的になる可能性があります」(日本エネルギー経済研究所・保坂修司研究理事)
 仏教国とのイメージが強いタイの南部でもイスラム過激派が活動し、さらに、フィリピン南部のスールー諸島を拠点とする「アブサヤフ」は昨年、イスラム国に忠誠を誓う宣言を出した。
 イスラム国に拘束された後藤健二さんが殺害された際、覆面姿の“ジハーディ・ジョン”は、『日本にとっての悪夢を始めよう』と予告した。海外で日本人を標的としたテロが起きることも考えられる。
 こうしたテロのリスクを避けるにはどうしたら良いのか。前出の河本氏はこうアドバイスする。
「行きたい場所の情勢について事前に情報収集するのは基本中の基本ですが、その結果次第では思い切って渡航を延期する判断も必要です。また、旅行先では人が多く集まる場所では周囲に注意し、目立つような行動は控えるべきです」
「週刊文春」2015年4月2日 春の特大号
 

中川郁子 56歳 “色惚けママ”に困惑するフジテレビ娘と慶大息子

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月21日(土)06時46分33秒
  中川郁子 56歳 “色惚けママ”に困惑するフジテレビ娘と慶大息子

「な、なにやっているんですか!」
 巡回中にタバコの臭いに気づいた病院職員は、悲鳴のような叫び声をあげたという。病室での喫煙が見つかって気まずそうにうつむいたのは、「不倫路チュー」でお騒がせチューの中川郁子(ゆうこ)農水政務官(56)である。

 夜の六本木で人目もはばからずディープキス。しかも相手は妻子ある同僚議員。その上、よりによってその日は、上司である西川公也農水相が献金問題を理由に大臣の職を辞した当日!
『週刊新潮』(三月十二日号)が報じた郁子氏と門(かど)博文代議士(49)の不倫報道は、世間を驚愕させた。
 無理もない。これまで郁子氏に対する世間のイメージは清廉そのものだった。酩酊会見で追い詰められた故・中川昭一元財務相(享年56)を最後まで「日本一!」と励まし支えた良妻。夫の遺志を継ぐために立ち上がった悲劇の未亡人……。だが、そんなイメージは、彼女が雲隠れした病院で取った行動一つとってみても、幻想にすぎなかったことがよくわかる。都内の大学病院のスタッフが明かす。
「郁子さんが現れたのは、週刊新潮が出た翌朝でした。同じ自民党の二回生議員で医師の赤枝恒雄さんが連れてきた。『彼女を入院させてやって欲しい』と頼み込まれたのです。赤枝さんはウチの大学OBなので、院長も断れなかったようで」
 この日、郁子氏は予算委員会から呼び出しを受けていた。さらにその翌日には地元・北海道十一区の後援会からも説明を求められていた。まさに“現実逃避”の雲隠れだったのだ。だが困ったのは病院側である。

陰ではスパスパやっている

「もちろん身体はどこも悪くない。仕方なく、メンタルヘルス科で、『抑うつ状態』と診断させて、二週間の入院の措置を取った。八階にある個室のフロアでVIP待遇です」(同前)
 だが、郁子氏は余りに元気で暇を持て余したのか、病室のトイレでタバコをぷかり。冒頭のように職員が吸い殻を発見し、大問題となったのだ。
「あまり知られていませんが、郁子さんはヘビースモーカー。さすがに支持者の前ではほとんど喫いませんが、陰ではスパスパやっています」(事務所関係者)
 病院側はあきれ果てた。
「院内での喫煙は固く禁じられており、普通なら強制退院になってもおかしくない」(前出・病院スタッフ)
 こんな「雲隠れ入院」の一部始終を、北海道・十勝の「中川王国」支援者が知ったらどう思うだろうか。ただでさえ地元はカンカンなのである。
 後援会長の矢野征男氏は不倫騒動についてこう語る。
「情けない。支持者を裏切ったと言われても仕方ない。気の緩みにしては重すぎる代償を、いま彼女はかみしめているでしょうね」
 代々、中川家を支援してきた支持者も怒り心頭だ。
「昭一さんの父、一郎さんの代から中川家を支えてきた人からすればこんな裏切りはないですよ。郁子さんはそもそも十勝の人間ではない。よそから来たお嫁さんが、中川家に泥を塗ったんです。
 今思えば、代議士になってからの郁子さんには昭一さんを軽んじるような態度があった。昭一さんよりも一郎さんの名前ばかりを口にすることが多くなったし、態度は大きくなるばかりで、秘書に対しても使用人のように怒鳴り散らすとか。この二年ですでに二人も公設秘書が辞めています」
 実は地元でも、昨年末頃から門代議士との関係は囁かれていたという。
「何で十勝にまったく関係ない和歌山の、聞いたこともない議員を郁子さんはよく連れてくるんだ? と噂になっていました。しかも、男とつるむようになってから郁子さんは変わった。急にボディラインを強調するブランド物をまとうようになり『きっとあの男の影響だよ』と言われていました」(後援会関係者)
 郁子氏の火遊びにショックを受けているのは地元だけではない。最大の被害者は彼女の子供たちだろう。母のあのような“色惚け”姿を全国に晒された子供たちの心中は察するにあまりある。
「郁子氏には長女、長男の二人の子供がいます。長女は三十代前半で、フジテレビ報道局の社員。長男は慶応大学の四年生で四月から大手総合商社への就職が決まっています。郁子さんも結婚前の一時期働き、昭一さんの弟も勤務している中川家との縁の深い会社です」(同前)
 長女は優秀な事件記者として知られている。
「警視庁記者クラブ時代は、暴力団関係者への取材にも熱心に取り組んでいました。二〇一一年、覚せい剤取締法違反容疑でタレントの小向美奈子が逮捕されましたが、彼女が潜伏先のフィリピンから帰国する機中の姿をスクープしたのも中川さん。現在は夕方の『スーパーニュース』のプログラムディレクターを務めています」(フジテレビ社員)
 長女は三年前、弔い合戦出馬を意気込む郁子氏に、最後まで反対したという。
「お父さんのことがあったからです。長女は記者だから、公人の重みをよく理解している。お嬢様育ちの郁子さんに政治家が務まるわけがないことを、よく分かっていたのでしょう」(前出・支持者)

中川家の世襲は終わりです

 携帯に電話をすると、長女は丁重にこう答えた。
「申し訳ございません。私は会社員ですので。こうした取材は個人の判断ではお受けできないのです」
 しっかりとした対応で、「同じ報道記者として、取材したいお気持ちは理解できるのですが」と小誌記者を気遣う言葉までかけてくれた。慶大ではアメフトに打ち込んだという長男も、自宅前できちんと対応してくれた。
「概要はうかがっていますが、記事は読んでいないんです。見舞いにも行っていますし、心配しています」
 この長男、「中川王国」の後継者と見られてきた。
「後援会の一部は郁子さんを、長男が被選挙権を得る二十五歳になるまでの繋ぎ役と考えていた。郁子さんもそのつもりだったと思います。昨年末の選挙戦では、郁子さんが街頭で息子さんにマイクを持たせる一幕もありました。もっとも、東京育ちで地元で顔も知られていない大学生をお披露目するのはまだ早い! とブーイングの声もありましたが」(前出・支持者)
 長男に政治への興味を聞いてみた。
「今は入社する会社もあるんで、そこで経験を積んで、考えてみて……」
 記者が「関心がないわけではないんですね?」と聞くと、素直に「はい、もちろん」と答えるのだった。
 だが、前出の後援会関係者は残念そうに首を振る。
「仮に息子さんにそういう思いがあったとしても、今回の一件で五十年続いた中川家の世襲は終わりです。今回の裏切りを、地元の人間は絶対に許しません」
 三月十日、病院を仮退院した郁子氏は政務官の続投を表明。ただ、予算委員会で民主党議員に責められると、蚊の鳴くような声でこう答えるのが精一杯だった。
「私、非常にお酒が弱いので。たくさん飲んだつもりはないんですけど……」
 まずは断酒&禁煙をして、子供たちに恥じない、良いママに戻ったほうがいいのかもしれない。
「週刊文春」2015年3月19日号
 

公安当局が重大関心 朝鮮総連本部ビル売却の裏に中国マネー

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月19日(木)11時57分44秒
編集済
  公安当局が重大関心 朝鮮総連本部ビル売却の裏に中国マネー

週刊実話

「転売騒ぎで、引き続き朝鮮総連はこのビルに入居し続けることがほぼ確定的となったが、その裏では“どす黒い疑惑”が浮上している。巨額のチャイナマネーが蠢いた形跡が指摘されているのです」
 公安関係者が漏らすのは、『朝鮮総連中央本部ビル』(東京・千代田区)の不可解な転売劇のこと。同騒動では莫大な買収資金を工面した謎の転売先が注目を集めているが、その最中に公安筋から「中国マネーの流入」を指摘する声が本誌にもたらされたのだ。

 その不気味な情報については後述するが、まずは同騒動の顛末をお伝えしよう。
 「もともと、630億円もの負債から'12年に競売に掛けられた朝鮮総連ビルは、宗教法人やモンゴル企業が落札攻勢を展開。最終的に香川県の不動産業者『マルナカHD』に22億円で落札されたのです。ところが、これが1月に山形県酒田市にある『グリーンフォーレスト』(以下、グ社)という倉庫会社に44億円で転売されることが発覚した。朝鮮総連とも賃貸契約を結ぶといわれ、一大疑惑に発展したのです」(社会部記者)

 同記者によれば、この転売劇が注目された理由は、ひとえに「転売先のキナ臭さにあった」という。'07年創業の『グ社』は資本金300万円、社員3人の零細企業。さらに年商2000万円前後で、とても莫大な買収資金を調達できる規模ではないと見られたからだ。
 「そのため、買収金額が支払われた今でも疑惑が拭えない状態が続いている。そもそも、今回の騒動はマルナカ側から持ち込まれた転売話を、香川県内で不動産業者を営む山内俊夫元参院議員が仲介。議員時代のツテをたどり『グ社』に行き着いたといわれているが、同社の経営状況、預金残高などが不透明なことから、『これは表の筋書き』と評判なのです」(政治部記者)

 そのためか、日本の公安警察は疑惑の裏側で精力的に情報収集を展開していた経緯がある。
 冒頭の公安関係者が言う。
 「無論、最大の謎はこの無名の倉庫会社が誰の指示で、どのように資金を工面したかだが、我々はこれが中国からのものであると見ている。というのも、買収話の当初から『グ社』には10億円近くの香港マネーの流入が指摘されており、その後は闇スポンサー人脈が注目されていたからなのです」

 公安筋では、当初この買収資金は「朝鮮総連が香港のFXで運用した利益」との説が渦巻いていたという。同時に、残りの資金についても「朝鮮総連議長が在日資産家からかき集めたカネと、朝鮮出版会館の売却益」との見方が強かった。
 ところが、内偵を進めていくうちに思わぬスポンサー人脈がクローズアップされたという。
 「それが、中国やアジア諸国で手広く家電販売業を営むRという男なのです。この人物が、香港から流入した巨額のカネを用立てた疑いが浮上した。同時にその残額が、中国政府筋から捻出された可能性が高まり始めたのです」(同)

また、その一方では騒動の裏で別の人脈も注目されているという。
 転売劇を仲介した中に中国政府と関係のある者たちが浮かんでおり、これが当局の関心を集めているのである。
 別の公安関係者が言う。
 「その筆頭が、『グ社』と並々ならぬ関係にあるI氏なのです。I氏は元金融機関の社員だが、山内氏が国会議員時代から付き合いのあった人物で、今回の仲介では山内氏以上の働きをしたと評判になっている。また、このI氏と親密な関係にあるのが元在日中国大使館幹部のO氏で、この人物が転売劇の裏で暗躍した形跡が見られるのです」

 同関係者によると、このO氏はI氏とともに日中間の文化事業を推進するコンサルタント会社を都内で共同経営している。さらに、2人で北朝鮮の国内映像を中国のテレビ局に売り込む事業も行っており、「以前から北朝鮮との繋がりが深い人物」(同)と見られていたのだ。
 また、この人物にはさらに“裏の顔”があるという。'12年に在日中国大使館に勤めていた李春光・一等書記官が、日本の農産物を不正に中国に売りさばこうとしていた疑惑が浮上したことがあるが、その際にも捜査当局が関心を寄せていたのである。
 当時の捜査関係者が証言する。
 「同事件では、李が農林水産省の機密文書の漏えいにも関わった疑いも急浮上。鹿野道彦農水相(当時)の関与も取り沙汰されたが、警視庁が出頭要請した途端、李が中国に帰国してしまったのです。ただ、外事警察では内偵中からOの存在が浮上していた。Oは李の親分筋にあたる人物で、『中国の諜報機関員ではないか』との指摘もあったほどなのです」

 要は、以前から疑惑の渦中にいた人物なのだ。
 「つまり、OがRや中国政府とのパイプ役になったとの見方が浮上している。『グ社』がこのスパイ事件時に脚光を浴びた、鹿野元農水相の地元である山形県の会社という偶然性も、公安当局の関心を集めているのです」(前出・公安関係者)

 もっとも、転売劇の裏でこうした人脈が蠢いたとすれば、気になるのは中国側の狙いだろう。実は、そこには邪な企みが存在するとみられているのだ。
 経産省関係者が言う。
 「一昨年に起きた北朝鮮のミサイル発射実験以来、中国は経済制裁を続けているが、実は拉致問題で日本と北朝鮮が急接近しだした昨年以降、水面下で北の懐柔策を図りだしていたのです。狙いはズバリ北朝鮮の鉱物資源。韓国統計庁の資料によれば、北には2000万トンの金や5000万トンの鉄など世界屈指の資源が多数埋まっているという。また、もしも北が開放政策に転じれば、500兆円ものインフラ整備事業が動き出す。この資源と利権を一手に握るために、たった44億円の転売劇に介入した可能性が高いのです」

 もしも、これが事実なら、習近平と金正恩がタッグを組んだも同じ。政権のお膝元で巻き起こった騒動の深淵に、安倍政権はどう立ち向かうのか。

掲載号 2015年3月26日 特大号
 

鳩山由紀夫よ、宇宙に帰れ! 「右翼とクリミア」で警護対象から監視対象に

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月18日(水)11時17分21秒
  鳩山由紀夫よ、宇宙に帰れ! 「右翼とクリミア」で警護対象から監視対象に

「多くの(日本)国民は間違った情報のもとに洗脳されています」
 現地時間三月十一日、ウクライナ南部・クリミア半島を訪問した鳩山由紀夫元首相(68)は、地元メディアの囲み取材にこう語ったが、果たして本当に洗脳されているのは誰なのか。

 鳩山氏は三月九日夜にロシア入りし、十日から三日間クリミア半島を視察した。
 ロシア情勢に詳しい元時事通信外信部長で拓殖大教授の名越健郎氏が解説する。
「昨年三月一日、ウクライナ騒乱に乗じたロシアは軍隊を送り、クリミア半島を実効支配しました。そして十六日には国民投票を実施、十八日にはロシアがクリミアのロシア連邦編入を宣言したのです。しかし、クリミアは一九九四年のブダペスト覚書でウクライナ領と認定されている地域です。
 当然、国連総会は『投票は無効。ロシアのクリミア編入を認めない』とする決議案を採択、日本を含めたG7(主要七カ国)も結果を承認しない方針で対露経済制裁を発動しています」
 ところが、鳩山氏は国際社会のコンセンサスに対して、公然と異を唱えた。
「クリミアは一方的にロシアの圧力のもとで編入したわけではない。西側の情報は非常に偏向している」
 さらにモスクワでプーチン大統領の最側近・ナルイシキン下院議長と会談した際には、「ロシアへの経済制裁は無意味であり、デメリットをもたらす」という見解まで発表したのである。
 妄言はこれだけではない。十一日にクリミアで開いた記者会見では、唐突に「沖縄県の米軍普天間飛行場の県内移設反対」と述べ、「沖縄にこれ以上、米軍基地を造らせないよう協力してほしい」と要請。さらに、国内で挙がる「鳩山氏のパスポートを没収すべきだ」という意見に対して「もしそうなれば、クリミアへの移住も考えなければなりません」と言ってのけたのだ。

「国家反逆罪」を適用すべき

「もともと“宇宙人”と称され、本人も気に入って宇宙人っぽいキャラクターグッズなどを作っているような人です。突飛な言動は昔からですが、今回の件は元首相としても、一人の政治家としてもあまりに常軌を逸している。場違いな沖縄の米軍基地批判もしていましたが、自分が首相のときに、『最低でも県外』とできもしないことを軽々しく公言し、問題をさらに拗らせたのを忘れたのでしょうか」(政治部デスク)
 鳩山氏の言動に対し、アメリカの国務省は「深く失望している」とする談話を発表。古巣・民主党の枝野幸男幹事長にまで「コメントに値もしないような国益を損なう行為で、激しく怒っている」と突き放される始末だ。
 京都大学名誉教授の中西輝政氏は鳩山氏の一連の言動を厳しく批判する。
「日本人は今回の一件をバカタレントの話題のように捉えていますが、日本外交の基礎を揺るがす事態だと思います。“元首相”という肩書きは、鳩山氏の資質とは関係なく、日本を代表する意味を持つ。つまり、彼の発言によって、日本は“二枚舌の国家”になってしまうんです。日本にはありませんが、先進国にはある『国家反逆罪』を適用すべき行動でしょう」
 鳩山氏のクリミア訪問の随行者は四人いた。国会議員時代からの秘書・芳賀大輔氏、鳩山氏のブレーンだった、雑誌『インサイダー』編集長の高野孟氏。残る二名は意外な面々である。
「右翼民族派団体『一水会』代表の木村三浩氏と、『スマートジャパン総合研究所』所長の池田剛久氏です。実は木村氏は頻繁にロシア大使館に出入りし、政務担当参事官と親しくするなど相当ロシアに食い込んでいる。池田氏は、木村氏と旧知の間柄で、元々は右翼運動家・朝堂院大覚氏が設立した政治団体『法曹政治連盟』の事務局長だった。二〇〇〇年には、徳洲会病院創設者の徳田虎雄氏の『自由連合』から衆院選に出馬するも落選。その後も何度か選挙に挑戦しては落選し、近年は民主党の松原仁元国家公安委員長の公設第一秘書を務めていた」(古参の国会議員秘書)
 木村氏に話を聞いた。
「鳩山さんにはウチの機関紙で尖閣についてインタビューしたり、ちょくちょく意見交換をしていたし、昨年七月の一水会フォーラムにも来てもらいました。実は、その翌月に私を団長として『一水会ロシア・クリミア訪問団』で一度行っているんですが、その時に池田さんが鳩山さんの親書を持って行っているんです。その親書へ(ロシア側から)『一回来てください』という返書が届いたので、『そういうチャンスがあるなら行った方が良い』と言ったところ、本人が行く意思を固めたんです。旅費は実費ですよ。鳩山さんが出したわけじゃない。クリミアではVIP待遇じゃないし、ホテルはソ連の兵隊が寝るようなベッドだった。
 鳩山さんは軽率な行動だと批判されているけど、とんでもない。こんな体張っている行動する政治家はいないし、腹が据わっている。尊敬してやまないよ」
 元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏は、鳩山氏の訪問の意図をこう分析する。
「今回の訪問ですが、鳩山さんは確信犯です。日本の国益に合致するかどうかは別として、信念を持ってやっています。多分、自分の政権が潰れた時のアメリカに対する怨念があるのでしょう。ロシアというカードを使いながら『弱ってきたオバマ政権に楔を打ちこんでやろう』という政治家としての“一念”を感じます。

プーチンの“旗振り役”になった

 一方で、鳩山さんを軽視して、野放しにしていた外務省にも大きな責任があります。総理大臣経験者は国家秘密を知っているのだから、本来であればケアしておかなければいけなかった。しかし、在京ロシア大使館のロビー活動で鳩山さんは獲得されてしまい、完全にプーチンの“旗振り役”となってしまった」
 十三日午後八時、木村氏を除く鳩山氏一行はモスクワ・シェレメーチエボ国際空港から帰国の途へ就いた。木村氏はその足でヨルダンに向かい、「(過激派組織『イスラム国』に殺害された)ジャーナリスト・後藤健二さんの遺骨返還交渉を行う」(木村氏)のだという。
 日本時間十四日の正午過ぎ、成田空港に到着した鳩山氏を直撃した。
――批判が出ていますが。
「……」
 小誌記者の問いかけには応じず、うっすらと笑みを浮かべながら、黒塗りの車に乗って空港を後にした。
 翌十五日、鳩山氏は帰国後の時間を東京・田園調布の邸宅で過ごしていた。ところが、午前十一時頃、突如右翼団体の街宣車が現れて抗議活動を開始。パトカー四台と十五名ほどの警察官が駆けつけ、閑静な住宅街は不穏な空気に包まれた。
 警察庁OBで初代内閣安全保障室長の佐々淳行氏は次のように指摘する。
「鳩山氏は、肩書きを乱用して、日本に有害な外交活動を行っています。彼は少なくとも、ロシアに獲得された“協力者”になっている。従って、警察は元首相だからという理由での警護は止め、すぐに監視下に置くべきです。そして、国会で『鳩山は元首相という肩書きを使うのはやめろ』という決議を出して、政府は各国に対して『日本は鳩山を元首相と認めない』という通達を出すべきです」
 独自の外交で再び日本を混乱へと陥れた鳩山氏。クリミアに移住しても現地に迷惑をかけるだけなので、宇宙に帰っていただきたい。

「週刊文春」2015年3月26日号
 

〈総連本部〉転売で10億円提供した「中国人女性」の正体

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月18日(水)11時04分53秒
  〈総連本部〉転売で10億円提供した「中国人女性」の正体

一月中旬、日本各地を訪ね、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)関係者らと面会を重ねる中国人女性の姿があった。女性は関西にも足を伸ばした後、自身が居住する香港から総連中央本部ビルの買収資金十億円を送金したという――。

 産経新聞は三月十二日付朝刊でこう報じた。
〈公安当局は、女性の送金がなければ転売は実現できなかったとして10億円の原資など一連の流れの解明を急いでいる〉
 本部ビルを巡っては、昨年十一月に香川県高松市の「マルナカホールディングス」へ二十二億円で整理回収機構から売却。今年一月に山形県酒田市の倉庫会社「グリーンフォーリスト」に転売されている。
「元々マルナカは、総連に対しビルからの退去を求めると表明していた。そのマルナカが売却の意向を固めると、総連が賃貸で継続使用できるように、元参議院議員の山内俊夫氏が仲介役となり、以前から総連と付き合いのあるグリーン社の経営者に買い取りを打診したのです」(大手紙記者)
 このグリーン社の買い取り価格は四十四億円とされるが、うち十億円の資金を提供したのが、冒頭の女性だという。
 この女性、一体何者なのか。
 彼女は現在、五十三歳。元々韓国籍だが、中国人男性と結婚して帰化。一時は大陸北方にも住み、その後、離婚した韓国系中国人だ。今回が初めての来日ではなく、これまでにも何度か来日し、大阪・淀川の花火大会にも訪れたことがあるという。
 女性の知人によれば、
「背が低く頭の回転が早い人。日本語は喋れないが、中国語はもちろん、英語も堪能です。ただ彼女本人が朝鮮総連と繋がりがあるとは聞いたことがない」
 彼女は香港の物流企業「東南物流」の関連会社に籍を置き、「秘書」の肩書きを持っている。香港での「秘書」は役員に相当する。
 ある在日韓国人の事業家が同社について語る。
「東南物流は香港在住の韓国人が経営する海運会社。中国、インド、そして北朝鮮などでの海運業務を手がけています。北朝鮮の南浦港には韓国企業や北朝鮮政府とのJV(共同企業体)で、数万坪ものコンテナ置き場を所有しています。現地にトラック約百台を持ち、北朝鮮全国への物流を展開しています」
 同社の韓国人経営者に連絡すると、「アニョハセヨ」と電話に出たが、日本の記者であると名乗ると、「今、中国にいてミーティング中だから」と一方的に切られてしまった。
 だが、なぜ香港から買収資金が提供されたのか。
「そもそもグリーン社には十分な資金はなかったと見られています。そのため総連系団体が入居する『朝鮮出版会館』が売却され、この所有者だった『白山出版会館管理会』からグリーン社が売却益を借り入れた。だが、この金だけでは足りなかったのです。そこで、総連関連の商工人たちがプールしていた金を香港から還流させたのではないかと、公安当局は疑っています」(前出・大手紙記者)
 一方で純投資との見方もある。中央本部の一部をホテルにして、収入を稼ぐ計画が噂されているからだ。
「実際にドイツの北朝鮮大使館の一部がユースホステルとして外貨稼ぎを行っています。いわくつき物件として売買は難航したが、都心の一等地で、それなりにうまみのある物件なのです」(同前)
 朝鮮総連は年間数億円の賃料を支払いつつ、将来の買い戻しを目指すというが、果たして実現するのか。

「週刊文春」2015年3月26日号
 

小泉今日子“芸能界のドン”から独立 個人事務所設立の陰に新恋人!

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月13日(金)09時31分36秒
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  小泉今日子“芸能界のドン”から独立 個人事務所設立の陰に新恋人!

ある芸能界関係者が声をひそめて語る。
「小泉今日子がバーニングから独立し、個人事務所を設立したらしい」
 デビュー以来、小泉今日子(49)は、大手芸能事務所「バーニングプロダクション」に所属してきた。バーニングの社長は、“芸能界のドン”と畏怖される周防(すほう)郁雄氏(74)。小泉、そして芸能界に君臨するバーニングに何が起きているのか。

 八一年、当時の人気オーディション番組だった『スター誕生!』に小柄な中学三年生の少女が登場した。肩くらいの無造作な黒髪に、白いトレーナーとライトブルーのジーパン。垢抜けない雰囲気だが、一方で愛くるしい瞳と可憐な歌声が際立った。
 結果、芸能事務所やレコード会社から挙がったスカウト札は五枚。札を挙げた一人が、周防氏だった。
 周防氏は高校卒業後に上京し、政治家・浜田幸一や北島三郎の運転手を務め、その後大手芸能プロに勤務。七一年に芸能プロを立ち上げた。
「細川たかしを見出したり、郷ひろみをジャニーズから移籍させたりと活躍していましたが、周防氏の権勢を確固たるものにしたのは、やはり小泉今日子です」(芸能担当記者)
 小泉は『スタ誕』の後すぐバーニングに所属すると、筒美京平作曲の『まっ赤な女の子』をきっかけに、人気アイドルの仲間入りをした。
 八五年にリリースされた秋元康作詞の『なんてったってアイドル』では約二十八万枚を売り上げ、セールスチャート一位を記録。富士フイルムなどナショナルクライアントのCMや映画出演のオファーが舞い込み、小泉は一息にスターの階段を駆け上がった。
「周防社長は、今ではドラマのキャスティングはもちろん、テレビ局の人事にまで影響力を持つ。彼の一言でタレントが売れたり消えたりします。『あいつは最近駄目だな』と周防氏が口にすれば局側が慮(おもんぱか)って、手を回すんです。コワモテで知られる周防社長ですが、小泉にだけは優しい」(芸能プロ関係者)
 テレビ局関係者が明かす。
「小泉さんの現場には、必ず差し入れを持って挨拶に来ていました。若かりし頃の小泉さんが、局側の演出が気に入らずにスタッフルームの机の上で大暴れしたことがあるのですが、そのときもお咎めなし。当時から小泉さんは特別な存在だったようです」
 小泉がデビュー二年後に、事務所に無断で髪を刈り上げたという逸話はあまりにも有名だ。

二月に個人事務所を設立

「アイドルには珍しく、ドラマの演出や、スタイリングに対して意見を言うので、有名クリエイターたちにも愛されていた」(同前)
 二人の関係は、芸能プロ社長と所属タレントの関係を超えた父と娘のようでもあった。
「小泉は、周防社長にも物怖じせずに言いたいことを言える唯一の存在。周防社長も、そんなヤンチャさゆえに小泉をかわいがっていました」(同前)
 ミュージシャンの内田裕也は自著『ありがとうございます』で周防氏について、こんなエピソードを紹介している。
〈「キョンキョンが独立したらどうしますか?」とある人が聞くと「オレはついていきます」と〉
 だが、昨年四月、小泉の“爆弾発言”が業界を震撼させた。
〈私みたいに事務所に入っている人間が言うのもなんだけど、日本の芸能界ってキャスティングとかが“政治的”だから広がらないものがありますよね。でも、この芸能界の悪しき因襲もそろそろ崩壊するだろうという予感がします〉(『AERA』四月二十一日号)
 長い芸能生活で、“ドン”の庇護の下、自身は自由な芸能活動を続けてきた小泉だが、一方で芸能界の“悪しき因襲”に潰される才能も見てきた。この頃から小泉のバーニング独立説が、芸能界で囁かれるようになっていく。同じインタビューでこうも語っていた。
〈こんなことをいつも言っているから、よく社長になれば?って言われます。それって、私の夢の一つなんです(笑)〉
 その夢は実現した。今年二月四日、渋谷区に、小泉を代表取締役とする会社「明後日」を設立したのだ。
 だが、個人事務所設立は、周防氏からの独り立ちを意味するだけではない。小泉が会社を設立したビルの一室。そこは、ある俳優の個人事務所でもあった。
 俳優の豊原功補(49)。ボクサーを目指したこともある身長一七九センチの肉体派。『平清盛』(NHK)や『時効警察』(テレビ朝日)などテレビドラマの他に、舞台でも活躍している。小泉とは〇三年にドラマ『センセイの鞄』で共演している。
「二人が小泉の自宅マンションでお泊まりする様子が何度も目撃されています。小泉は藤井フミヤやその弟の尚之と浮名を流し、九五年には俳優・永瀬正敏と結婚しましたが九年で離婚。今度こそ“最後の恋”になるのではと言われています」(芸能記者)

小誌直撃に小泉の回答は…

 公私とも新たなパートナーを得た小泉。独立の真意について直撃した。
――独立されたと伺ったのですが。
「独立はしていません。(バーニングの)社員のままです。皆さんがやっているように個人事務所をつくっただけで」
――バーニングだと出来ない仕事をするためでは?
「今はそこまでは……」
――豊原さんと同じ事務所に?
「いえ、お友達の会社と、豊原さんの個人事務所と場所をシェアしているだけです。すみません、もう、失礼します」
 別の芸能プロ関係者がバーニングの内情を明かす。
「実は昨年秋、バーニングに国税の調査が入り、四名の社員による横領が発覚しました。金額の大きかった二名が解雇された。横領が発覚したのは、周防社長の息子である彰悟氏に近いスタッフがリークしたからと言われています。彰悟氏は早く同社の実権を握りたいと周囲に漏らしていて、世代交代を狙ったようです。しかし、彰悟氏は典型的な二代目ボンボン。口癖は『俺の親父を誰だと思っている』だからね(苦笑)。ついていくタレントも社員もいないだろう。周防社長はいざという時に、小泉に火の粉が降りかかるのを避けるため、個人事務所設立を容認したんじゃないか。
 最近、周防社長は手のかかるマネジメントから撤退し始めています。音楽出版権だけでもじゅうぶんな収入がありますから。一方の小泉も“芸能界の因襲”にとらわれないで、やりたいことがあるようです。そんな二人の思惑が一致したのでしょう」
 バーニングは次のように回答した。
「(独立や国税の調査や彰悟氏については)タレントに関係がないことにはノーコメント。(小泉と豊原の交際については)交際していたら同じ場所に事務所を構えませんよ」
 豊原の所属事務所にも問い合わせたが、期日までに返答がなかった。
“父”から新恋人の元へ。小泉今日子の“親離れ”は、彼女の芸能人生をどう変えるのだろうか。

「週刊文春」2015年3月19日号

 

放射能は減っていない! 首都圏の(危)要除染スポット

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月11日(水)16時22分12秒
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  放射能は減っていない! 首都圏の(危)要除染スポット
FRIDAY

3.11 あれから4年 本誌が線量を独自測定 20ヵ所中15ヵ所が「高濃度汚染」

福島第一原発の事故から4年。首都圏は、いまだ放射性物質にまみれている。

 下の地図と表をご覧いただきたい。本誌は’13年3~4月、’14年7~8月と、過去2回にわたりJR東京駅やサンシャインシティ、フジテレビ前など有名スポットの放射線量を独自に測定した。今回(2月28日~3月2日)20ヵ所をあらためて測定すると、15ヵ所でホットスポット(国が除染基準とした毎時0.23マイクロシーベルトを超える場所)が見つかったのだ。そこに1年間いると、ICRP(国際放射線防護委員会)が安全の基準とする1ミリシーベルトを超える被曝(ひばく)をすることになる。

 もっとも高い放射線量が出たのが東京ドームだ。実に除染基準の6倍近くになる、毎時1.34マイクロシーベルト(単位は以下同)を計測。3年連続で基準を大幅に超える数値が出た。測定したのは三塁側外壁の廃棄物集積場近くにある、落ち葉などの堆積(たいせき)物を積みあげた場所だ。人通りも多い。風が吹けば、大量の放射性物質を含んだチリを吸いこみ内部被曝する。通りがかった女子高生グループの一人があきれる。

「ここに、そんな危険なところがあるなんてまったく知りませんでした。原発事故なんて、もう誰も気にしていませんから。でも、私たちもいずれ結婚して子供を産む身なのに、被曝してガンにでもなったら恐いな……」

 多くの若者が行きかうJR渋谷駅ハチ公前広場でも、0.31マイクロシーベルトを記録。ここも3年連続で除染基準を上回った。20歳の女子大生が話す。

「マジ、渋谷もヤバいの? ネットで検索しても、そんな情報わからないからどうしようもないよね。通学路だから避けて通れないし。役所はどうしてなにもしてくれないんだろう」

 原発事故から4年たっても、なぜ放射線量は下がらず高濃度の汚染スポットが存在するのか。原子力資料情報室の共同代表・伴英幸氏が解説する。

「事故直後から放射性物質が残っているケースと、谷など地形上の理由で雨水がたまり線量が高くなるケースが考えられます。都内では後者が多い。放置していては改善しません。汚染源の堆積物を放射性物質として管理すべきです」

 東京都も市区も、要除染スポットへの反応は鈍い。実績といえば、’12年6月に水元公園(葛飾区)の空間線量が周辺より1マイクロシーベルト高いとして都が園内を除染したぐらいだ。今回、1マイクロシーベルト超を計測した東京ドームのある文京区は次のように答える。

「(都は)放射性物質汚染対処特措法の対象地区外なので、本格的な除染はしていません。区の施設で地表1mの放射線量が0.23マイクロシーベルトを超えれば、敷地内の砂をとりかえるなど清掃はします。ただし、民間施設は別です。測定器を貸し出して、相談に乗るぐらいしかできないのが実情です」(環境政策課)

"汚染都市"東京の市民が、被曝の不安から解放される日は遠い。




  
 

不振のワタミ、迷走するメニュー

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月 9日(月)18時06分56秒
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現役社員が告発 「〈ワタミ〉の宅配弁当にはネジ、毛髪が入っている」
http://9321.teacup.com/sinpo/bbs/1523



不振のワタミ、迷走するメニュー
015/3/9 7:00日本経済新聞 電子版

かつて「外食業界の風雲児」と評された居酒屋大手、ワタミの不振が深刻だ。労働環境が過酷な「ブラック企業」の風評が影を落としていると考えがちだが、それだけでは説明できないほど、「和民」など主力の居酒屋チェーンの客離れに歯止めがかからない。2015年3月期は営業赤字に転落する見通しで、配当も見送る。いずれも上場来初めての異常事態だ。社長が引責辞任に追い込まれ、アルバイト出身の古参幹部が後任に就任するなど、人事も慌ただしい。ワタミに何が起こっているのか。

■受け入れられなかった「居酒屋の意地」


 数多くの飲食店がしのぎを削る東京・高田馬場。夜7時も過ぎると、学生や会社帰りのサラリーマンの集団が「さくら水産」や「ガスト」などが入居する駅前の雑居ビルに吸い込まれていく。そこから一つ道を挟んだところにある和民・高田馬場駅前店。近くを通りかかった24歳の大学4年生に和民のイメージを聞いてみた。「気軽に入りにくい感じがする。騒げる店がいい。『土間土間』とか」

 ワタミの不振は、ブラック企業との批判がインターネット中心に広まり、良質なアルバイト人材が集まらず、店舗オペレーションの水準低下や出店計画の狂いが生じたため、と考えられているが、それは一つの側面に過ぎない。本質的な原因は、大学生が「気軽に入りにくい」と指摘したような、顧客が抱く和民への違和感だ。まさに事業戦略の誤算で、それは昨春に変えたメニューに潜んでいる。

 「居酒屋の意地」。現在の和民のメニューの表紙にこう書いている。ブランド再構築のため数年前から店舗改装を進め、その総仕上げで投入したメニューの決定版との思いを「意地」という言葉で表現した。サクサクの食感にこだわり、店でパン粉を付けて揚げるアジフライ。タレントの田中義剛の経営する「花畑牧場」ブランドのチーズを使ったデザート。人気の日本酒「獺祭(だっさい)」……。確かに一品一品は気合が感じられ、実際に食べてみると味は悪くない。

 ではなぜ、顧客に意地が通じないのか。不評の理由として「遅い、多い、高い」のキーワードが浮かび上がる。

「大人のわがままナポリタン」。おいしさを追求した結果、手間が増えた
 まず、遅い。例えば「大人のわがままナポリタン」(税別690円、以下価格は税別)。麺をゆでて、フライパンに野菜や肉を加え、ソースをからめていため、仕上げに客の目の前でチーズを削ってかける。完成までの手順は13~14。メニューのおいしさを追求した結果、手間のかかる料理が増えた。

 約100品目のうち約20品目は平均の注文数が1日1食に満たないため、普段は下準備をしていない店もあった。下準備をしていないから、注文が入った場合、作るのに時間がかかる。このため「料理が出るのが遅い」とのクレームが増えた。さらに作る回数が少なく、店員の習熟度が上がらないため、出来上がりのクオリティーにブレが出てしまった。

 次に、量の多さ。「大人のわがままナポリタン」の麺は220グラムある。かなりのボリュームで、これだけでも相当おなかがふくれる。「大人数で分ければ困らない」との判断だが、現在は2人客など少人数の利用が主流だ。これでは他の料理や飲料の注文が増えない。

そして、高い。例えば「葱(ねぎ)だく牛フィレステーキ」(1000円)。ある程度焼かれた肉を、熱した石の上で好みの加減に焼いて食べる。売価に占める原料費の比率は約6割と平均の倍くらいあり、食材の質からいえば、かなりお得だ。だが平均客単価が2000円台中盤なのに対し、その4割を占めてしまう1品をたのむ客は多くはない。ビールも「ザ・プレミアム・モルツ」の中ジョッキは490円と他の居酒屋チェーンに比べて割安感はない。

90年代は1~2時間待ちの店も少なくなかったが……

90年代は1~2時間待ちの店も少なくなかったが……
 「遅い、多い、高い」の中でも、「高い」が地雷だった。ワタミは昨秋、共通ポイントをためられるPonta(ポンタ)カードをもとに来店客を初めて分析したが、来店数は年代別でみると20代が約25%と最も多かった。この層は価格感応度が高い。つまり安さを求める20代の和民ファンに、高いメニューをぶつけていたわけだ。

 2月中旬に高田馬場店に来ていた20代の学生4人組いわく、「すいていたから2次会用に入った」。店内に1時間以上いたが、頼んだのはアルコール1杯ずつとピザだけ。高いイメージがつき、1次会から利用しようという若者が少なくなってしまったのだ。

■かつては行列ができた

 なぜワタミは自分自身の顧客を見失ってしまったのか。

 和民は92年、東京都渋谷区で1号店が誕生した。当時の居酒屋といえば「村さ来」や「養老乃瀧」など、中年男性が利用する店が主流だった。創業者の渡辺美樹はここに商機を見いだす。コンセプトは「食事も売りの居酒屋」。明るい雰囲気の店内で家庭料理を食べながらお酒も飲むという目新しさが、アルコールの味を知って間もない若者の心をつかんだ。ある社員は「出勤時にはもうお客がならんでいた」と当時を振り返る。1~2時間待ちの店も珍しくなかった。

 若者が何度も来れるように料理の価格も低めに設定した。食材の質は落とさず、仕込みに主婦のパートを積極活用して人件費を抑制することなどで安さを実現した。00年代半ばにかけ和民以外の看板も含めて年50~100店のペースで居酒屋を出店し急成長。一時は外食産業の風雲児とまでもてはやされた。その過程で介護施設の運営や食事宅配などに参入し、事業領域を広げていった。

 だが、居酒屋を取り巻く環境が徐々に変化し始める。「魚民」や「甘太郎」など和民に近いコンセプトのチェーン店が増え、競争が激しくなる。さらに長引く景気停滞が熱気を奪っていった。一気飲み、合同コンパ、サークルの打ち上げ――。こうした「アルコール文化」から若者が距離を置きだしたのだ。

 リーマン・ショック以降は、居酒屋の減速が鮮明になる。和民の行列もいつの間にか消えた。出店ペースもぐっと抑え、他ブランドへの転換や改装など既存店の立て直しに力を注ぐようになったのはこの頃からだ。

 このタイミングで、抜本的な対策を取っていれば今のワタミの迷走は避けられたのかもしれない。しかし、改革を先導すべきカリスマ創業者、渡辺美樹の関心は政治に向き始めていた。

09年6月から渡辺が代表権のある会長兼最高経営責任者(CEO)、桑原豊が社長兼最高執行責任者(COO)という体制を敷いていたが、渡辺は11年に都知事選出馬のため、代表権を返上して非常勤の取締役に退く。敗北を受けて12年に常勤の取締役会長に復帰。いったんは、ギョーザなど定番メニューをてこ入れするなど本業に汗をかくが、13年6月には参院選に出馬するためワタミの全役職を外れた。7月の選挙で当選し自民党に所属した後は、桑原が全権を引き継いだ形になった。

■かつてのファンを呼び戻せ

 立て直しのため桑原が狙ったのは和民で「居酒屋デビュー」した年齢層を呼び戻すことだった。和民の最盛期に20代だった客層は現在40代前後。この層は外食に使えるお金も増え、刺し身、熟成肉、日本酒などで特徴のある個人経営の店などに流れている。

 桑原は数年前から白と黒を基調にしたシックな店内へと改装し、昨春のメニューがその戦略の仕上げだった。中高年を呼び戻し、顧客1人当たりの支払額(客単価)を200円増の2800円に引き上げ、20代の若者層を中心とした利用客の目減りを、客単価のアップで補う算段だった。

 しかし裏目に出た。14年の既存店の客数は4~5月こそほぼ前年並みを維持。桑原が「消費増税の影響はあまりなかった」と胸をなで下ろしたのもつかの間、6月は12.5%減に急落。7月以降は客単価は前年を上回るが、それ以上に客数が減り売上高はマイナスに沈んだまま再び視界不良に陥った。「お客様がチェーン店に求める価格とずれてしまった」。桑原は現在、戦略の失敗を率直に認める。

 ブラック企業の風評はどのような影響があったのか。13年夏ごろから、渡辺の出馬に前後し週刊誌やネットでワタミの過酷な労働環境を指摘する記事があふれた。同年12月、08年に女性社員が自殺したのは会社に責任があるとして、遺族が損害賠償を求める訴えを渡辺や会社に対しおこし、イメージ低下が決定的になる。

 14年1月、ワタミは外部の有識者委員会から「所定労働時間を超える長時間労働が存在する」などと指摘を受けた。これを受けて14年3月には国内の外食店の約1割にあたる60店の閉鎖などを発表。閉鎖店の従業員を営業を続ける近くの店に振り向け、これにより当初は1.8人程度だった1店当たりの社員数を15年3月末までに2.2人に増やす計画だったが、業績不振で40店を追加で閉鎖することになり、皮肉にも期末の1店当たりの社員数は2.5人と当初計画よりも増える見通しとなった。つまり、店員の忙しさは、想定以上に緩和される可能性がある。

 事業戦略の迷走を止めるため、ワタミは人心一新に踏み切った。14年10月、ワタミは主要4事業会社の社長を一気に入れ替えた。目玉は、居酒屋を運営する中核会社ワタミフードサービス(東京・大田)の社長が桑原から持ち株会社常務の清水邦晃に代わること。次世代の有望株とされてきた清水の緊急登板は、創業者の渡辺の意向が強く働いたとの見方が強い。桑原は年明けに持ち株会社の社長も引責辞任を表明し、今月1日から後任の清水がグループを全面的に率いる体制になった。

 桑原がファミリーレストラン最大手すかいらーく出身だったのに対し、清水はワタミの生え抜きだ。渡辺に最も近い存在の1人で、余興で本人の前で渡辺のモノマネを披露することもあるという。高校3年生のとき、実家の近くにあった横浜市の居酒屋でアルバイトとして働き始めたが、そこが和民を始める前の渡辺が経営する居酒屋「つぼ八」だった。

明治大学へ進学した後も、つぼ八のアルバイトを続けた。元日本代表の吉田義人らが活躍した黄金時代のラグビー部に在籍しながら、オフシーズンに店で働いたという。転機は就職活動の始まる3年の春休み。部のOBルートで大手企業に入る道もあったが、将来の夢を語る渡辺に「いっしょにやろう」と誘われた。居酒屋の仕事が性に合っていたことと渡辺の熱意に押され、大学を中退。ワタミ(当時はワタミフードサービス)に入った。

 居酒屋の肌感覚が染みついている清水の登板で、ワタミはどう変わるのか。既に改革は走り始めている。社長に就任した今月1日、居酒屋運営のワタミフードサービスと食材調達や生産を手がける子会社2社を合併させた。仕入れ、営業の現場で利益相反が起きていたのを是正するのが狙いで、製販を1社にまとめたのだ。


4月からのメニュー刷新を告知する和民北千住店の看板(東京・足立)
 さらに、迷走の象徴だった「意地のメニュー」をやめる。今、和民を訪れると、通常メニューとは別に「4月9日、グランドメニューがリニューアルします」と書かれた冊子を店員から手渡される。ページをめくればリニューアルを先取りして食べられる数品が載っている。「チーズたっぷり熱々つくね」が390円。「ふわふわジャンボしゅうまい」は1個150円――。安さを強くアピールする内容だ。

 4月9日以降、1000円のステーキを廃止して490円の牛サイコロステーキを投入する。300円未満の料理の割合は2割から4割に。飲み物もビールの中ジョッキは40円下げて450円に、ハイボールは3割強下げて290円にする。さらに品目数を2割カットし、店で調理の手間がかからず素早く提供できるようにする。

 ブラック風評についても清水は「世間の批判を現実として真っすぐに受け止める必要がある」と話す。今回のメニュー改定で調理しやすい料理を増やすのは、店の負担をさらに減らし労働環境改善につなげる狙いもある。

 改革に動き出したワタミだが、単純な価格の見直しでは客は戻ってこないとの指摘も多い。デフレ下の成功事例とされる「鳥貴族」は、名前通り鳥料理が売り物で、全メニューを280円と低価格で提供するのに加え、店内で肉をカットし串打ちして鮮度を保つ。「塚田農場」を運営するエー・ピーカンパニーは、生産者から直接調達した食材を扱う「6次産業化」をアピールする。価格プラスαの価値を提供することで集客に成功しているのだ。安さへの回帰以外に、ワタミはどんなメッセージを客に伝えるのか。

■渡辺はどこまで関与するのか

 カギを握るのは、カリスマ創業者の立ち位置だ。役職を外れても渡辺はワタミの実質的な筆頭株主で、資産管理会社などを通じて25%を超える株を保有するとみられる。本社1階には、渡辺の幼少期から現在までの歩みをたどる記念館を併設。開業資金を稼ぐため佐川急便のトラックの運転席に乗った若かりし頃の渡辺の原寸大の模型も展示している。入社式では講演し、グループの介護施設の開業式典にも足を運ぶ。「現経営陣にまかせる」と言いながら、精神的支柱としての影響力を隠そうとはしない。ある外食の経営者は「桑原さんが渡辺さんに店を出す物件の条件を確認する光景を見たことがある」と話す。

 だが、政治家という立場にありながらの発言、行動は、どこか隔靴掻痒(かっかそうよう)の感が否めない。快進撃を続けていた当時、渡辺はこう語ったことがある。「和民は今の時代にぴったりのファッション。飽きられると怖いんだよな」。迷走の本質を渡辺はつかんでいると思われるが、直接のアクションは起こしていない。今回の社長交代については「私がいた体制をそのまま引き継いだのが2代目(桑原)だった点で難しかった面がある。3代目(清水)は違う形を作ってほしい」と話すだけ。ツイッターでは「新社長が必ず再生してくれると信じています」とつぶやいた。

 過去の企業再建の事例を見ると、トップが強い指導力を発揮したときに迷走が止まることが多い。その役割を果たすのは、清水なのか、渡辺なのか。ワタミから独立し、東京都内で居酒屋を経営する50代のOBは最近、渡辺と会食して情報交換した。「業績の件について渡辺さんは相当怒っていた。それなら渡辺さんが(政治家を辞めて)復帰すればいいのに」――。=敬称略




 

政治とカネ問題連発で“ポスト安倍”に急浮上する2人の“懐刀”

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月 8日(日)09時18分51秒
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  政治とカネ問題連発で“ポスト安倍”に急浮上する2人の“懐刀”

週刊実話 2015年3月19日 特大号

 突如、安倍政権が崖っぷちに立たされた。西川公也前農水相の辞任に続き、今度は下村博文文科相に任意団体からの違法献金疑惑が急浮上。さらに望月義夫環境相と上川陽子法相が、国の補助金受領業者から献金を受けていたことが発覚し、“政権崩壊ドミノ”が巻き起こりそうな雲行きなのだ。
 「首相は『いずれも問題はない!』と強気の姿勢を崩さないが、顔色が悪く、相当胃にきている様子なのです。ちなみに、この事態は閣僚4人の不祥事で火だるまとなった第一次安倍内閣と酷似している。そのため、『早晩政権を投げ出すのでは?』との見方も高まっているのです」(政治部記者)

 実際、こうした見方が絶えないのは、4月に統一地方選が控えているから。政権支持率が急落すれば自公の大敗必至の状況となり、民主党からもぎ取った政権が再び揺らぐ可能性が高いからなのだ。
 そのため、永田町では“ポスト安倍”を巡る動きが活発化。ある人物たちに注目が集まっているという。
 「それが、首相の懐刀である菅義偉官房長官と甘利明経済財政担当相なのです。一強政治を貫く安倍には後継者がいないとされてきたが、今や政権は2人の舞台回しで動いているともっぱら。中でも菅の評判はうなぎ上りで、雪隠詰めの安倍が総理の座を禅譲、甘利を腹心とする菅が首相に上り詰める可能性が指摘されているのです」(自民党議員)

 当然ながら、この禅譲論には「ポスト安倍と言われ続けた石破茂地方担当相や麻生太郎財務相も、警戒感を滲ませている」(同)というが、菅氏の勢いは両者の比ではないようだ。
 「安倍政権はTPP参加や集団的自衛権の行使、テロとの戦い、JA全中解体などさまざまな難題を抱えているが、陰の政権運営で菅はこれを熟知している。しかも、菅はカジノ特区の建設が決まった横浜を地盤としており、利権とともに今やその注目度は絶大。そのため、『石破や麻生の出番はない』との声もあるほどです」(別の政治部記者)

 果たして、禅譲論が具体化するのか。この3月の動きが見モノといえる。


 

和田アキ子の番組って酷いね

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月 6日(金)15時32分31秒
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  和田アキ子の番組って酷いね
http://blogos.com/article/106987/

和田 アキ子(金 福子)の帰化日
http://www.tomocci.com/sinpo/


 法務省告示 第百五十四号
左記の者の申請にかかる日本国に帰化の件は、これを許可する。
昭和四十六年七月二十三日
法務大臣 前尾繁三郎

住所 東京都新宿区四谷四丁目二十四番地
金福子(和田アキ子、和田現子、金海福子)昭和二十四年四月十日生
 

スクープ撮・政界失楽園! 中川昭一・元財務相未亡人「中川郁子」農水政務官が年下代議士と「ディープキス」した夜〈週刊新潮〉

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月 6日(金)01時24分3秒
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  スクープ撮・政界失楽園! 中川昭一・元財務相未亡人
「中川郁子」農水政務官が年下代議士と「ディープキス」した夜〈週刊新潮〉

BOOKS&NEWS 矢来町ぐるり 3月4日(水)18時23分配信

肩を並べ、寄り添う2人をスクープ撮! まだまだ続くデートの行方を週刊新潮で詳細に報じている。
「あれから、40年~~」

 毒舌漫談家・綾小路きみまろのネタではないが、時は夫婦仲に変化をもたらす。夫と死別したとなれば、そのスピードが、より一層加速するのは仕方のないことなのだろうか。

【その他写真】ソファに座って体を寄せ合う2人。

 2009年に急逝した故中川昭一元財務相の未亡人、中川郁子(ゆうこ)衆院議員(56)。夫の跡を受け継ぎ、自らが衆院議員に立候補して12年に初当選、現在、2期目を務め、農水政務官の重責に就く。

 かつて、国際会議の記者会見で醜態を晒した夫の帰国の際には、テレビカメラに囲まれた夫に向って、「日本一、頑張れ、大丈夫!」とエールを送る妻だった。だが、夫の死から6年。未亡人の胸の中では、すっかり別の男が「日本一」なようである。

 西川公也農水大臣が献金問題を理由に辞任し、安倍内閣に激震が走った2月23日の夜。中川郁子代議士の姿は東京・六本木にあった。

 一軒目の会合場所、中華料理店を後にし、一人、六本木通りを歩きはじめた彼女。時計の針は21時になろうとしている。道中、しきりに携帯でやり取りをしているのは、大臣辞任を受けての人事に関する緊迫した連絡なのだろうか。しかし、ほどなくして彼女にとっては、辞任のニュースよりもずっと重要なことだと判明する。

 六本木ヒルズ周辺で立ち止り、待つこと5分。どこからともなく、ベージュのコートを着た男が近づいてきた。ニヤけた視線を中川議員に送るのは、自民党の同僚、門(かど)博文衆院議員(49)である。

 肩を並べ、寄り添うように、人通りの少ない裏通りへ向かう2人。いつしか、手が繋がれている。目的地は無いのか、のんびりとデートを愉しんでいる雰囲気だ。

 と、突然、立ち止まった2人は、指を絡ませたまま、見つめ合う。そして、吸い寄せられるように唇を重ねた。時間にして約5秒。長いキスを終えた男女は、再び六本木の街を歩き始めたのだった――。

 まだまだ続くデートの行方、2人が迎える“政界失楽園”の結末は……。3月5日発売の「週刊新潮」で詳細に報じている。

 

「下村博文文科相はウソをついている」 後援会「博友会」幹部が実名告発

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月 6日(金)00時50分4秒
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  「下村博文文科相はウソをついている」 後援会「博友会」幹部が実名告発

ことわざに「ウソつきは泥棒の始まり」とあるが、いまや「ウソつきは文部科学大臣の始まり」との声まで聞く。小誌先週号を「虚偽報道」と居直った下村博文文科相だが、それこそ“虚偽答弁”だらけ。本当にこの男に教育行政を司る資格はあるのか。追及第二弾!

「下村博文文部科学大臣の答弁は、ウソだらけです。三月三日の予算委員会で民主党の柚木(ゆのき)道義衆院議員からメールなどの具体的証拠を突きつけられても、同じ答弁の繰り返し。文部科学大臣のウソがまかり通る世の中になってしまっては、教育者として子どもたちに顔向けができない。それで今回名前を出してお話しすることにしました」
 こう語るのは、下村氏の後援会・中部博友会の元幹部であり、中部若手博友会の顧問を務めてきた鈴木文代さんだ。
 小誌前号が発売された二月二十六日、国会は早朝から下村大臣の“違法献金”の話題で持ち切りだった。
 この日、下村氏は国会でこの問題を取り上げた柚木議員への答弁を終えた後、文科省大臣室の前で小誌記者の取材に、「虚偽報道です」と憮然とした表情で言い放った。だが、ウソつきはどちらなのか。
 下村氏の大ウソを立証していく前に、まずは、“違法献金”の構図を改めて説明しておきたい。
 下村氏には東京に本拠を置く博友会を筆頭に、東北博友会、群馬博友会、中部博友会、近畿博友会、中四国博友会、九州・沖縄博友会など多くの“博友会”の名を付けた後援会組織がある。
 いずれの博友会とも下村氏を招いた大掛かりな講演会を定期的に主催。下村氏が大臣に就任した二〇一二年十二月以降は、その規模も拡大しており、例えば一三年四月には近畿博友会がホテル『ザ・リッツ・カールトン大阪』で一人二万円の会費で、二百人超を集めた講演会を行なっている。
 各博友会は毎年継続的、組織的に活動しており、中四国博友会の規約には〈本会は、下村博文氏の政治活動を支援することを目的とする〉と明記されている。
 つまりは歴とした政治団体なのだが、実際に政治団体として届け出がなされているのは東京の博友会のみ。
 残りの博友会は政治団体としての登録はなく、政治資金収支報告書の提出義務すら生じない。これでは資金の流れがブラックボックスと化し、政治資金の透明性を謳った政治資金規正法に反している可能性があると小誌は指摘したのだ。
 下村氏は柚木議員の質問に対し、博友会についてこう答えている。
〈今、東京都選管に届け出をしている博友会、これ以外に全国に地方の博友会、六つあります。これは塾の経営者など民間教育者らの有志の方で構成する懇親のための任意団体であります。
 これらの博友会は各地域の有志の皆さんで運営をして頂いておりまして、私の事務所では一切タッチしておりません。私は財政面も含め、これら団体に係る具体的な運営に関する事柄は一切承知しておりません〉
 だが、中部博友会の運営に関わってきた鈴木さんは、下村氏の答弁を真っ向から否定する。
「私は名古屋で通信制サポート校の運営に携わっています。五年前に中部博友会を辞め、中部若手博友会を立ち上げました。ですが、先月いっぱいで解散することにしました。会員たちに申し訳が立たないと思ったからです。
 下村先生が衆院議員になった頃、私は塾の会合で近畿博友会会長の森本一先生と知り合いました。下村先生を熱心に応援していた彼は、名古屋の塾業界の中でも博友会を作るように何度もラブコールを送ってきました。そこで、学習塾・名進研の豊川正弘先生を会長として、中部博友会を作ることになったのです」
 下村氏は答弁で、講演料は一切受け取っていないとしている。

講演料を下村先生に渡した

 だが――。
「地方の博友会は、下村先生を招いて講演会を開きます。そのときの宿泊費は、こちらで負担することになっていました。中部博友会の場合は、マリオットです。また、講演料もお渡ししています。私は以前、豊川先生に十万円の講演料を出していただき、封筒に入れて下村先生本人に渡しました。講演料をもらっていないというのはウソです」
 鈴木さんにはどうしても許せないことがあった。
「博友会では毎年の年度初めに、会費を納めることになっていました。一般会員は四万八千円、若手会員は三万円です。私が顧問を務める中部若手博友会には、年収が百万円台の若い女性も会員になってもらっています。それは、博友会には下村先生の講演が聞ける、というメリットがあったからです。だから私は、彼らにとって決して安くない年三万円という会費を納めてもらっていたんです。
 それはあくまでも博友会の会費であって、下村先生が国会で答弁しているような『寄付』なんていう認識ではありませんでした。でも、若手の会ですから、以前のように講演料十万円なんてとても渡せません。なので、三年前に、下村先生に我々の会に来てもらったときには、講演料をお渡ししなかったんです。代わりにお車代を直接お渡ししました。それから二年たって日程調整を頼んでもお返事がない。
 大臣になってお忙しくなったのかな、と思いましたが、後から、若手の会ではない中部博友会で名古屋に来て講演をしていたことがわかったんです。私は名古屋にいらっしゃることも聞いていなかったので、悲しくなった。同時に、講演料が払えないから来てもらえないのかなと思ったんです。その頃から、年会費を払わせるのも会員たちに申し訳ないので、解散しようと考えていました」
 そして二月十四日、下村大臣の秘書官を務める榮(さかえ)友里子氏からメールが入った。
〈ほとんど全ての後援会会長、幹事の処に取材に行っています。大臣より、取材の要請が来ても応じる事無く、無視でお願いと申しております〉
 メールの〈取材〉とは、小誌の取材のことである。“口止めメール”を送る前日、下村氏はある会合を開いていた。
 小誌が前号で報じた各博友会の会長や事務局長が文科省大臣室に集い、取材対応を話し合った会合である。
 実はこの会合には続きがある。大臣室を後にした一行は東京・四ツ谷の閑静な住宅街にある一軒家のフレンチレストラン『オテル・ドゥ・ミクニ』へと向かった。フレンチのカリスマ・三國清三氏がオーナーシェフを務めるこの店で、彼らは六時半からフルコースを堪能しながら歓談したのだ。
「年に一度行なわれる全国の博友会幹部会合の参加者は榮秘書が人選します。もちろん下村大臣と榮秘書も出席し、例年約二十名が集まります。値段は一人二万円強だと思いますが、支払いは下村事務所です。この日は、まず大臣室で、下村大臣と榮氏から週刊文春への取材拒否を徹底するよう話がありました。
 もちろん下村大臣も、任意団体のままの博友会では政治資金規正法に引っ掛かることは百も承知しています。そこで、今年から地方の博友会は(政治団体である)東京の博友会の下部組織に入ることでコンセンサスを得ました。その後レストランに場所を移し、一年間の講演会のスケジュール調整を行ないました。下村大臣は国会で博友会の運営については一切承知していないと答弁していましたが、この秘密会合ですべてを決めるのは毎年恒例のことです。今回は中四国博友会のトップが交代するので、その挨拶も行なわれました」(出席者の一人)

女性秘書からの会費督促

 下村大臣の国会答弁に怒っているのは、鈴木さんだけではない。
 別の「博友会」現役幹部が語る。
「全国各地にある博友会は、会員から年会費として徴収したお金を確かに下村博文事務所に渡しています。会員であるにもかかわらず年会費が未払いの人がいれば、下村事務所から各博友会幹部に『払っていない人がいます。どうなっているのですか。督促して下さい』と連絡が来るのです。その年会費が政党支部への寄付金として処理されていることも間違いない。それなのに国会でよくもあんなデタラメな説明ができるものだと、さすがに私も失望しました」
“博友会システム”は次のようになっていた。
「博友会を全国組織にしたのは塾経営を通じて下村先生とは三十年来の仲である森本氏です。彼は各博友会を束ねる『全国博友会』の会長でもあります。
 そして博友会のもう一人のキーマンが、下村氏の長年の秘書で、現在文科大臣秘書官を務めている榮氏です。博友会は各組織によって年会費がまちまちで、現在最も高いところで十二万円、ほかに六万円、三万円などと分かれています。この支払い状況の管理を一手に行なっているのが榮氏なのです。博友会の会員の中には、各地域の会長に頼まれ、お付き合いで半ば強引に入会させられている人も少なくありません。しかし、榮氏は講演会の出席者のリストなどと照らし合わせ、年会費を納めていない人がいると各地域の会長などに連絡して督促するのです。その集金方法に対する反発は博友会内部に根強くあります」(同前)
“博友会の女帝”榮氏が下村氏と各博友会との調整役を担っているというのだ。
 下村氏のウソは、枚挙にいとまがない。講演会のお車代についても、
〈お車代、こういうのは一切頂いておりません〉
 と明確に否定していた。
 ところが、二月二十七日になって、一〇年九月と一三年八月に仙台市内で講演会を開いた際、宿泊代と空港や駅からのハイヤー代を東北博友会に負担してもらっていたことが明らかになると、「宿泊費とかタクシー代を負担してくれているのは事実。ただ、(謝礼の意味の)『お車代』を出してもらったわけではない」などと苦しい弁明に終始した。
 前出の博友会現役幹部が断言する。
「宿泊代とタクシー代、そして講演料の三十万円は下村先生を呼ぶ際の条件です。これは博友会の暗黙のルールで決まっているのです。公の場でそこまで嘘をつくのはどうなのかと首を傾げざるを得ませんでした」
 答弁のウソは、下村氏の過去の言動からも証明できる。下村氏は、国会答弁で各地の博友会は、東京博友会とは異なり、〈組織的でもございませんし、継続的な集まりというものでもない〉ため政治団体ではないと主張している。だが、自身のブログで、かつてこう述べているのだ。
〈博友会は私の選挙区板橋以外に在住する若手経営者が支援してくれ、22年前私が都議会議員の時設立してくれた後援会である。それが全国に広がり、近畿・中国四国・九州沖縄・東北・中部・群馬博友会となり、さらに近畿や中部には若手博友会もできるという大きな組織に広がっている。
 東京の博友会はそれらの起点となっており(略)〉
(一二年六月十四日付)
 昨年十月には、こんな手紙を出している。

〈全国博友会のネットワーク強化と共に、支援の輪を広げていただき、国政での活動をお支えいただきたく存じます〉
 差出人は、〈博友会合同後援会 役員一同〉と〈下村博文〉の連名である。
 子どもでもわかる明白なウソではないか。
 さらにもう一つ、明らかな虚偽答弁がある。
 中部博友会の会長だった豊川氏に関するくだりだ。豊川氏は脱税で在宅起訴され、山口組弘道会の資金源だった風俗業者に約六億円の融資を実行するなど、数々の疑惑を報じられた人物である。
 〇九年に十万円の献金があったのではないかと指摘する柚木議員に、下村氏は、
〈確認をしましたら一切そういうことはありません〉
と胸を張って答えた。
 下村氏の答弁を受けて安倍晋三首相まで、
〈十万円の寄付、ないものを、またあったかのごとく質問しておられた〉
 と柚木議員を牽制し、気色ばんで下村氏を庇う場面があった。しかし、三日の衆議院予算委員会では下村氏は一転して献金を認め、謝罪した。とんだ茶番劇だった。
 そもそも安倍首相自身も今回問題となっている博友会とは無縁ではない。
 〇六年三月二十八日、都内のホテルで、全国に八つの博友会ができたことを祝う「全国合同博友会 記念祝賀パーティー」が開催された。全国各地から約三百人が集ったが、この会に当時官房長官だった安倍氏も駆け付け、冒頭で次のような挨拶を行なっているのだ。
「全国規模で下村さんの支援団体が誕生したことを心よりお喜び申し上げます」
 時は第一次安倍政権が誕生する半年前。当日の様子は自民党の広報誌『自由民主』でも写真入りで取り上げられている。
 出席者の一人が振り返る。
「安倍政権発足の暁には下村先生が文科大臣に任命されるのではという機運が高まっていた頃です。下村先生の選挙区・板橋の後援会組織『博文会』の会長も挨拶に立ち、『資金集めは博友会で、票集めは博文会で』と話していました」
 下村事務所は次のように回答した。榮秘書の会費督促については「そのような事実はありません」と否定し、各地の博友会の運営については、国会答弁と同じ説明を繰り返し、下村事務所の関与を否定した。
 さまざまなウソが明るみに出た下村氏を、安倍首相は「しっかりと文部行政を前に進めていくことが下村大臣の使命」と擁護した。その決断が正しかったのか、今後検証されることになるだろう。

「週刊文春」2015年3月12日号

 

〈大塚家具〉“父娘戦争”のカギを握るゴッドマザーの野望とは?

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月 6日(金)00時46分23秒
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  〈大塚家具〉“父娘戦争”のカギを握るゴッドマザーの野望とは?

「このまま父も大人しくしてくれればいいんですが、多分難しいでしょうね」
 二月十七日、小誌の取材に応じた大塚家具の大塚久美子社長(47)はつぶやいた。八日後、予感は的中する。

 新たな火種は二月二十五日に父・勝久会長(71)が開いた会見だった。内容は「何人かの悪い子を作ってしまったと思わざるを得ない」「(企業の)経営をできるとは思えない!」など、久美子氏に対する感情的な批判のオンパレード。役員四名を含む幹部がズラリと並ぶさまも異様だった。
 社員が後日談を明かす。
「列席した一人は、『会見に出るように指示があって、訳も分からず向かった。現地では委任状争奪戦のスペシャリスト企業として知られるIR Japanの寺下史郎代表らがいて、立ち位置などを指示された』と言っていました」
 一方、勝久会長を支持して登壇した社員は、こう反論する。
「我々は会長を父の様に思っている。パフォーマンスと切り捨てられるのは心外」
 勝久会長サイドには千代子夫人、長男の勝之氏がおり、久美子氏陣営には実弟の雅之氏と二人の妹がいる。社内も家族も、真っ二つに亀裂が入った状況だ。
 勝久会長を少年時代から知る税理士の寺門好雄氏(88)が語る。
「大塚家具の前身は、彼の父で腕の良いタンス職人だった千代三(ちよぞう)さんが埼玉の春日部で営んでいた桐箪笥工房。私は二十代の頃、千代三さんご夫婦に自宅でよくご飯をご馳走になりましたが、かっちゃん(勝久氏)は生まれながらの“商人”だった。小学校から帰るなり、父親に『今日は何が売れた?』と聞いたり、当時税務署員だった私に『帳面はどうつければ良い?』『決算のやり方を教えて』と尋ねてきたり。名門・春日部高校の夜間定時制に進学後も、日中はずっと仕事。二十五歳で独立すると、千代子夫人と二人三脚で会社を急成長させた」
 実は今回の大騒動、この千代子夫人がキーマンだと見る向きもある。
「夫人は小柄で着物姿が似合う上品な方ですよ。日本舞踊やお茶の腕前も達者。いつもご主人を立てていて、家での呼び方も『社長』。モノ言いはキッパリしていて、娘さんと似ていますね」(一家の知人)
 だが、母娘の折り合いは良くないのだという。
「事実上の共同経営者だった千代子夫人は仕事漬けの日々を過ごし、家事はお手伝いさんまかせだった。今回、久美子さん側についている弟妹は、年の離れた久美子さんを母のようにして育ったそうです。夫人はその反省からか、久美子さんには女の幸せを掴んで欲しいと願っていた。久美子さんは『大学くらいから見合いを勧められ続け、ずっと戸惑いがあった』と言っていました」(同前)
 結局、久美子氏は一橋大学を経て、富士銀行(当時)に総合職として就職。独身で、キャリアを積んできた。
「千代子さんとしては、久美子氏の一歳下の長男・勝之氏に家督を継いで欲しい。その為に勝久会長に経営権を取り戻してもらい、ゆくゆくは勝之さんに禅譲というシナリオです。ただ、そうした『情』に対して、久美子さんが主張するのは『企業経営の論理』。母娘で感情がぶつかり合う事もあったそうです」(別の知人)
 だが、肝心の長男・勝之氏の資質には、経済部記者も首をひねる。
「学生時代は彫刻を勉強した芸術家肌。苦境にある企業のトップとしては若干頼りない印象です。勝久会長が久美子氏を後継者にしたのもそのせいでしょう。二十五日の会見前に記者と雑談した際には、『勝久会長を支持する理由は?』と聞かれて、『一緒にいるとファンタジーを感じるから。ディズニーランドに行ったらワクワクするでしょう? それと一緒です』と“珍解答”していました」
「華麗なる家具屋一族」の明日は、どっちだ。

「週刊文春」2015年3月12日号

 

大阪・横浜「カジノ特区」内定 政財界、裏社会がシノギを削る巨万の闇利権

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月 4日(水)17時34分5秒
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  大阪・横浜「カジノ特区」内定 政財界、
裏社会がシノギを削る巨万の闇利権

2015年3月12日 週刊実話 特大号

日本初の「カジノ特区」開業都市の発表が、政財界に激震をもたらしている。
 2月19日に政府は、注目されていたカジノ特区を、横浜市と大阪市に選定したと発表。'20年の東京五輪までに開業を目指す方針を明かしたが、これが原因で永田町には“ドス黒い噂”が流れているのだ。
 「もともと、一特区で年間約2兆円の経済効果があると言われたカジノ特区は、東京や仙台など全国20数都市が手を挙げ、政財界の関係者らが利権を巡る壮絶なバトルを繰り広げてきたのです。ところが、突然、『開業できる広大な用地を持つ』との理由で2つの都市に内定した。このフライング気味の発表が奇妙で、水面下で権謀術数の策略が渦巻いたとの話が蔓延しているのです」(政治部記者)

 その俎上に上がっているのが大阪市だ。ご存じの通り同市は橋下徹氏が市長を務めているが、このカジノ特区内定で安倍政権との“密約説”が飛び出しているのである。
 在阪の政治部記者が言う。
 「橋下は会見で喜びを爆発させたが、この内定が5月に予定される大阪都構想の是非を問う住民投票の絶大な追い風となることは必至。そもそも、大阪市は用地売却などで近年財政を黒字化させてきたが、実情は火の車でこれが庶民の都構想離れを加速させてきたのです。そのため、大阪湾に浮かぶ人工島・夢洲(約390ヘクタール)へのカジノ建設計画には、橋下一流の寝技があったともっぱら。密約説が急浮上しているのです」

 ちなみに、橋下氏は以前から都構想の後押しと長期的な財源確保のためにカジノ誘致に躍起だったが、同記者によれば疑惑の根拠となっているのは、昨年末に行われた衆院選前後の動向だという。
 橋下氏は維新の党の幹事長である松井一郎大阪府知事と自らが出馬を検討中と発表。都構想に反対する“公明党潰し”を公言したが、解散となるやこれがうやむや。対立候補を立てないばかりか、自らの出馬をも断念したのである。
 「そのため、当時は都構想への協力を条件に裏取引したと見られたが、今回の内定でこの暗闘に安倍政権が仲裁に入った可能性が指摘されている。当時の選挙情勢では、橋下が出馬すれば自民の大勝に赤信号が灯る可能性も高かったことから、首相は維新の勢いを削ぐために、『特区内定のお墨付きを与えた』との話が流れているのです」(同)

 また、関西の財界筋では、衆院選後の橋下氏の動向がさらに疑惑を深めているという。維新の党の共同代表を突如辞任したことをはじめ、選挙後の橋下氏には不可解な行動が絶えなかったからなのだ。
 「都構想の実現に専念するというのが代表辞任の理由だが、年明けには『大阪はカジノ誘致の一番を目指す!』といきなり宣言。一方で安倍首相が、これに呼応するようにテレビ出演時に、『大阪都構想は二重行政をなくす意義がある』とエールを送ったことから、両者の蜜月が評判になっていたのです。それもあって、内定発表後は『橋下氏はカジノ誘致の全容を把握していたはず』との声が維新内部からも上がっているのです」(維新の党担当記者)

内定地では“暗闘”が勃発
 もっとも、こうした疑惑が渦巻くのも無理はない。前述した通り、カジノ特区には莫大な利権が付きまとう。それゆえ、建設候補地の内定後も、巨万の富を狙ったさまざまな動きが報告されているからなのだ。
 「その筆頭が横浜市です。もともと、同市は昨年東京都知事に就任した舛添要一氏が、五輪とお台場カジノの両立に難色を示したことから、後出しジャンケン的に手を挙げた。さらに、有力候補地の沖縄でカジノ反対派の翁長雄志氏(後に知事に就任)が知事選の最有力候補に躍り出ると、横浜市の計画には次々と企業が相乗りしだし、内定を受けた今では利権を巡る暗闘が勃発し始めているのです」(前出・政治部記者)

 ちなみに、今回、カジノ特区用地に横浜市が見込んでいるのは同市沿岸部に50ヘクタールの敷地を持つ山下埠頭だが、水面下ではこの暗闘が、すでに熾烈化しているとの声が上がっているのである。
 「約6000億円の建設費が投入されるといわれる横浜カジノは『京浜急行電鉄』や『三菱地所』、『セガサミー』などが牛耳っているが、これにお台場カジノに参加表明していた『三井グループ』や『鹿島建設』など負け組企業が食い込みを図ろうと躍起。政治家を介したり、地元有力者との密談を繰り広げているのです。こうした動きが出るのも、カジノの出現で1万人もの雇用が見込まれているからなのです」(ゼネコン関係者)

 また、地元市議も言う。
 「横浜には“ハマのドン”の異名を取る藤木幸夫氏がいる。同氏は『横浜エフエム』の社長や『横浜スタジアム』の会長、さらに『藤木企業』の会長を務める傑物だが、港湾荷役の元締めともいえる人物なのです。そのため、同氏の下には内定前から地元中堅ゼネコンや飲食、宿泊、金融などさまざまな業者が訪れているとの情報がある。カジノ特区はホテルやショップ、アミューズメント設備などを備える複合施設で、食い込めば莫大な長期的利益が見込まれるからなのです」

 さらに、この動きは政界へも波及しているという。というのも、前述の藤木氏は安倍首相の懐刀である菅義偉官房長官とも親密な間柄で、同市を地盤とする菅氏がカジノ誘致を強力に推進してきたからだ。
 「菅氏は藤木氏と昵懇の仲だった小此木彦三郎元建設相の秘書から衆院議員に上り詰めたが、昨年沖縄カジノに絶望論が囁かれ出すと、横浜への誘致を強力にプッシュした。一部では『この動きは地元を太らせ、ポスト安倍を狙う資金作りか?』と評判だったが、今では菅氏の周辺にもフィクサーや利権狙いの業者が群れているといわれているのです」(カジノ議連在籍議員)

 一方、前述した大阪市は横浜市以上の“利権の草刈場”になっているという。
 「横浜と違い、大阪カジノ計画はそこまで具体化していなかった。そのため、内定前に突然建設予定地の夢洲に鉄道の延伸計画が急浮上。今では『JR西日本』や『阪急』がしのぎを削り出しているのです。また、インフラ整備には『大林組』や『五洋建設』、『奥村組』などがジョイントで動くと見られているが、どこがメーンを張るかで壮絶な争奪戦が展開しているのです」(前出・在阪政治部記者)

 また、大阪カジノ計画ではどの企業が主軸となるカジノを運営するかがいまだ不透明だが、これには外資が参入してくる公算が極めて高いと見られている。
 「カジノ誘致に邁進していた橋下は'10年にマカオを視察。'12年には“マカオのカジノ王”と呼ばれるスタンレー・ホーの息子が大阪市を訪れ、会談にまで及んでいるのです。そのため、大阪カジノには橋下と密約を交わしたスタンレーグループが乗り込んでくると評判。カジノが生み出す莫大な利益の一部が、海外に流出する可能性も指摘されているのです」(同)

 さらに、この利権争奪の波は闇社会にも渦巻き出しているという。
 「スタンレー一族の参入と共に懸念されているのは、利権を狙う中国マフィアの闇参入。同時に、日本の暴力団組織もカジノ客を狙った闇金融や、フロント企業を食い込ませようと蠢きだしている。この動きが大阪だけでなく横浜にも波及するのは確実で、今後はこうした闇業者の参入が熾烈化し、事件化する可能性も高いのです」(公安関係者)

 横浜市と大阪市が生み出す経済効果は4兆円規模。それだけに、利権を巡る争いは、世間の注目を集めることになりそうだ。
 

「小室哲哉」を使って1億6千万円集めた詐欺師集団

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月 4日(水)15時06分8秒
  「小室哲哉」を使って1億6千万円集めた詐欺師集団

「ある日、自宅に突然イーミュージックと名乗る会社の人間から勧誘の電話がかかってきました。小室哲哉の版権を持っているとか、音楽業界は潰れることがないから安心だ、などとセールストークをうけました。配当が一割から一割五分は出るというので、有利な資産運用が出来るかなと安易に七百万円分の株券を購入してしまったのが間違いでした。今も金を返してほしいと請求し続けているのですが、一向に取り合ってもらえないのです」

 老後のための財産を奪われた苦労をこう吐露するのは、西日本在住の六十代男性A氏だ。小室哲哉氏(56)といえば、自らの著作権を餌に投資家男性から五億円を詐取した詐欺事件での逮捕(〇八年)、執行猶予付き有罪判決(〇九年)で世を騒がせた、かつての人気音楽プロデューサー。最近は往時の人気には程遠いが、テレビにもしばしば出演。一一年にくも膜下出血に倒れた妻のKEIKO(歌手)を世話する様をツイッターで呟き、美談として再三メディアに取り上げられている。
 だが、そんな小室氏の名を借りた詐欺的商法に、未だに苦しむ被害者は後を絶たないのだ。
 A氏が続ける。
「私自身はそもそも、小室哲哉のファンでもなんでもありません。ただの資産運用で投資したのですが、金も返してもらえず、脱会したいといくら連絡しても何の反応もありません。それなのに、イーミュージックの幹部は今もブログで偉そうなことを書き綴り、羽振りがよさそうなので余計に腹が立ちます。何とかお金を返してほしいと先日もメールで請求しましたが、なしのつぶてです」

俺のバックは山口組直参

「株式会社イーミュージック」(笹原雄一社長、以下EM社)。かつての一時期は実際に小室氏が契約していた芸能事務所だ。今もHP上では、〈社名の由来は「いい音楽を届けたい」との小室の希望〉などと小室氏との親密さを強調するが、小室氏はすでに契約タレントではない。また同HP上にはどこを探しても所在住所も電話番号も見つからない。登記上の本店所在地を訪ねても事務所も何も存在しない、不可思議な会社である。
 冒頭のA氏が七百万円をつぎ込んだのは、小室氏を応援すると称した「EMサポートクラブ」なる持ち株会。一口十万円(一株)から投資を募り、A氏のように投資する人が相次いだ。小誌が入手した決算書でも、既に千三百株が売れており、計一億三千万円が集められている。
 小室氏の逮捕、有罪判決を経てもなお、一口を半額の五万円にするなどして同クラブは存続。今も火種はいたるところでくすぶっており「よほど苦情がしつこい人だけは解約、返金に応じている」(同社関係者)という。
 〇九年にEM社に本部長として入社し、約半年間無給で働かされたと語るのはかつてのアイドル歌手、豊川誕氏(56)だ。
「オーナーは『小室に貸した一億五千万があと二カ月で戻ってくるから待ってくれ』などと逃げて私に一銭も払わなかった。当時の仕事といえば、毎日バンバンかかってくる『カネを返せ』というEMサポーターからの苦情の電話を取ることだけ。オーナーは『俺のバックは山口組直参の○○組長だ』などと吹聴。一番許せなかったのは、育成目的で受け入れた所属タレントについて『CDを出すと餌をぶら下げて親から三千万円パクってやった』と自慢していたことです」
 オーナーの名前を調べてみると合点がいった。オーナーは早川優氏(65)。九六年にインターネット接続会社「エムティーシーアイ」(MTCI)を立ち上げ、九九年に未公開株公募増資により二十四億円を集めたが、翌年経営破綻。この手法が詐欺的と注目され、暴力団への資金提供疑惑も浮上。〇二年に東京地検特捜部に証券取引法違反容疑で逮捕され、懲役二年の実刑判決を受けているのだ。さらに、現在の笹原社長の前任社長を調べてみると、八木康次氏の名前がある。弁護士時代に依頼人から預かった土地売却代金二十四億円を着服したとして九六年に業務上横領容疑で逮捕された人物だ。早川氏は「八木は刑務所仲間だ」と周囲に語っている。
 他にも様々な詐欺的手法がある。
 EXILEのオーディションで最終選考まで残ったことのあるB君は、なかなかデビューするきっかけをつかめずにいた。そこに言葉巧みに近づいたのが、早川氏だった。B君の両親が語る。
「小室哲哉の名前を出されたのと、オーナーの名刺が『早川照龍』だったので前歴に気づかず、出資金や息子をタレントにするための支援金などの名目で合計三千万円も支払いました。けれどすべて嘘だった。絶対に許せません。他の被害者とも連帯していきたい」
 前述のEMサポートクラブで集めた一億三千万円と合わせ、少なくとも一億六千万円をかき集めた詐欺師集団の魔の手は海外スターにも伸びていた。
「三百万円払うとの約束でJYJの情報を提供したのに、連絡がつかなくなりました。詐欺罪で刑事告訴するつもりです」

静岡刑務所時代は模範囚

 こう語るのは、芸能関係者のC氏だ。JYJとは、韓国の三人組男性アイドルグループで、日本でも絶大な人気を誇る。
「彼らはマネジメントトラブルで日本での引き受け事務所もはっきりしない。昨年十一月から十二月にかけて東京、大阪、福岡のドームツアーにこぎつけたのですが、こうした開催情報も入手しにくいのです。
 笹原社長は二年ほど前から動画配信チャンネルでJYJ関連の情報を配信し、人気を博して課金登録者を増やしたそうですが、元々JYJに関する何の権利も持っていない。そればかりか、情報入手のパイプも今やなくなり、昨秋に私に接触してきたのです。約束通り、私はツアー開催情報などを伝えましたが、笹原氏は事後に『二百五十万円にしてくれ』『税金滞納で税務署に銀行口座をすべて凍結された』などの言い訳を繰り返した挙句、先月から電話にも出なくなり、EM社の本店所在地に郵送した請求書も、宛先不明で戻ってきてしまう」(C氏)
 早川氏に取材を申し入れると、対面で取材に応じると言う。そして、饒舌にこう語り始めた。
「僕は静岡刑務所時代は模範囚で、千二百人の中で四人しかいない一級だったんですよ。小室くんとは知人を通じて知り合い、『なんとか援助してくれないか』ということで、生活費から何から面倒を見て一億五千万円は彼に出している間柄です。EMサポートは、小室を応援してくださいという趣旨でお金を集めたもので、配当の約束など最初からしていません。B君の話は、確かにご両親から三千万円は受け取ってますよ。でも普通にタレント育成ということでやったけど、デビューに至らなかっただけで、騙したなんてとんでもない話です」
 小室氏に取材を申し入れると、代理人を通じてこう回答があった。
「EMサポートクラブについては小室は全く関与していません。また、一時期早川氏との間に債権債務関係があったのは事実ですが、三年前に和解しています。守秘義務があり、詳細は明かせませんが、もう債務は存在していません」
 愛妻との日々をツイッターで呟く前に、小室氏には説明すべきことが多々あるのではないか。
「週刊文春」2015年3月5日号
 

横浜・海岸通にタワーホテル アパグループ、日本最大客室数

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 3月 4日(水)08時39分25秒
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横浜・海岸通にタワーホテル アパグループ、日本最大客室数

「APAホテル」などを運営するアパグループ(東京)は25日、横浜市中区海岸通に37階建て(高さ約128メートル)の大型タワーホテルを建設すると発表した。客室数は2400で、1棟のホテルとしては日本最大という。東京五輪(2020年)開催に伴い、横浜でもホテル需要の拡大が予想されることを見据え、五輪前年の19年中の完成を目指す。市中心部の大型ホテルの誕生は、地域経済にも影響を与えそうだ。

 開発予定地は、みなとみらい線馬車道駅から徒歩3分の好立地。北仲通北地区土地区画整理事業の再開発によって生まれたベイエリアに位置し、みなとみらい21(MM21)地区や横浜中華街といった観光スポットからも徒歩圏内にある。観光客、ビジネス客の双方の取り込みを狙うという。

 土地は、都市再生機構(UR)の一般競争入札によって取得した。公簿面積は8328平方メートル。設備投資額は非公表としている。

 このエリアに関しアパグループ東京本社は、駅から近く利便性が高い点や、横浜の観光地としての潜在能力の高さ、景観の良さを魅力に挙げる。ホテルの名称は「アパホテル&リゾート<横浜ベイタワー>」を予定。価格帯は「既存のアパホテルと同程度、もしくは少し上」になる見通しだ。

 アパグループは既に、千葉市美浜区の「アパホテル&リゾート<東京ベイ幕張>」を500室増やし2001室にする計画を発表。東京五輪に向け、2千室超の“メガホテル”二つを展開するほか、今後は地方を訪れる外国人客の増加も見込まれるとして、地方の中核都市でも大型ホテルの開発を積極的に行う方針を打ち出している。

【神奈川新聞】
 

黒柳徹子に健康不安説 「徹子の部屋」MCにマツコ・デラックス抜擢

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 2月28日(土)08時57分1秒
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黒柳徹子に健康不安説 「徹子の部屋」MCにマツコ・デラックス抜擢

最近、ツキから見放されたかのようなテレビ朝日が禁断の番組編成に着手する。40年目を迎えた長寿番組『徹子の部屋』('76年2月2日スタート)の黒柳徹子(81)が降板、マツコ・デラックス(42)をMCに大抜擢するという。番組タイトルもズバリ『マツコの部屋』になるのだとか…。
 「早くて、この4月、遅くても10月の編成までにはマツコがMCになることを発表する方向で調整に入った。局内でもこの話を知っているのはごく少数だけですよ」(事情通)
 背景にあるのがテレ朝の絵に描いたような絶不調ぶり。視聴率競争では日本テレビに大惨敗。そんな矢先に発覚したのが『ももいろクローバーZ』の妹分グループ『3B junior』のメンバー(12)が番組収録中にヘリウムを吸い、意識不明の重体に陥るといったテレビ史に残る大不祥事だ。

 テレビ業界関係者に言わせれば、いまやテレ朝の転落はとどまるところをしらないという。
 「昨年秋には証券会社のレーティングで格下げになってしまった。しかも、今回のヘリウムガス事件が影響したのか、テレビ朝日ホールディングスの株価は急落。'15年3月期の連結業績予想を売上高2750億円(従来2815億円)、営業利益150億円(同180億円)に引き下げ、スポット収入の予想も大幅に下回る見通しだ。12歳の少女の容態次第では刑事事件化に発展する可能性も出てきた。'12年と'13年に年間視聴率のゴールデン&プライム帯で二冠を獲得し、'18年度までに連結営業利益200億円を目指すと気勢を上げていたが、当時の勢いは見る影もない」(テレビ朝日関係者)

 そのテレビ朝日が局を挙げて取り組んでいるのが4月以降の番組新編成。
 「とにかくヤバイの一言です。池上彰や『くりぃむしちゅー』をMCに起用した2本の番組を立ち上げるが、全て日テレのパクリのような番組なんです。一つは『世界一受けたい授業』と似た内容の番組を池上に、二つ目もやはり日テレの『深イイ話』を模倣した番組を、くりぃむにやらせる。企画が上がらず最終的には視聴者を喰い合う作戦に出た。ある意味、テレビ界では禁じ手とされた手法を使わないとテレ朝はやっていけないのでしょう」(放送作家)

 テレ朝がここまで追い詰められてしまった理由は、他にもあるようだ。
 「誤算ですよ。これまで“テレ朝お抱え女優”といわれていた米倉涼子がテレ朝と距離を置き始めた。今夏にもドラマ『ドクターX』のシーズン4を制作するつもりでいたが、米倉サイドから正式にNGを喰らってしまった。皮肉なことに、またしても日テレのドラマに出演することが内定しているんです。なんでも“しばらくは、『ドクターX』の続編を受けない”と本人が話しているようです。再三にわたり続編をオファーしたため、米倉を激怒させたという噂です」(編成関係者)

さらに、テレ朝躍進の礎を築いたドラマ『相棒』にも綻びが生じているという。
 「以前は二桁の視聴率を取っていた『相棒』の再放送も、さすがに数字が取れなくなってきた。視聴者に飽きがきているんです。さらに、成宮寛貴の卒業が発表されたシーズン13の本編も、なかなか視聴率20%超えをしない。最近は15~17%台をウロウロしている。確かに、他局のドラマに比べれば数字は取っているが、やっぱり以前の勢いはなくなっている」(テレ朝関係者)

 そんなテレ朝が救世主と頼んでいるのが冒頭のマツコ・デラックス。そもそも、マツコがなぜ、『徹子の部屋』のMC候補として白羽の矢が立ったのか。
 「一番は黒柳の体調不安です。最近は本当に滑舌が悪く、何を言っているか本当に聞き取りにくい。視聴者からも黒柳が『何を質問したのか』といった問い合わせが入ることも多々あるそうだ。収録の際には看護師が待機しているなんて話もまことしやかに囁かれていたんです。でも、一番の理由は黒柳自身がマツコを後継者に指名したことが大きい。マツコは黒柳のことを“お母さん”と呼び慕っている。一方の黒柳もマツコを“オバサン”と言い“娘”のようにかわいがっているんです」(制作関係者)

 それにしても気になるのは、マツコと黒柳の接点だ。2人は一体どこで交流を深めたのか。
 「年1~2回のペースで、放映されているスペシャル番組『出張!徹子の部屋』で共演したことが始まりですよ。マツコが初めてゲストによばれたのが'11年4月のこと。以来、オバサン2人組という構成が面白いとして徐々に人気を高めていったんです。最近はマツコもダイエットに成功したため、ロケができるようになった。昨年6月26日放送回の視聴率は12.2%、直近の2月4日分は11.4%。いずれも民放の同時間帯で1位の視聴率を取っている」(テレビ関係者)

 いまでは互いの自宅に泊まりに行く間柄。さらに、マツコがMCになった場合のシミュレーションもテレ朝は既に実施済みだという。
 昨年4月3日に放送された『徹子の部屋』にマツコがゲスト出演した際、番組中盤からマツコが司会を務めているのだ。
 「テロップも『マツコの部屋』になり、ゲストが黒柳徹子という構成だった。司会となったマツコは赤裸々トークでいきなり黒柳の“結婚観”について質問。黒柳も『芸能界に入ってから3回お見合いした。もうちょっとで結婚するところまでいった』などと告白させ、改めてマツコのMCとしての手腕が評価されたんです。視聴率も久々の7%台だった」(放送作家)

 いずれにせよ、高齢の黒柳が降板するのは時間の問題。『マツコの部屋』が日テレの『ヒルナンデス!』を脅かすかもしれない。


2015年3月5日 特大号 週刊実話
 

川崎・中1殺害事件 「深夜2時の惨劇」犯行現場

 投稿者:tomocci  投稿日:2015年 2月27日(金)10時58分2秒
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  川崎・中1殺害事件 「深夜2時の惨劇」犯行現場
friday

上村遼太君の恐怖は、どれほどのものだったのか

●この凶行は「イスラム国」の影響なのか?
●結束バンドで拘束し複数の刃物で首を切る、あまりに残虐な犯行集団の手口
●「俺をチクッた」と上村遼太君を追い回した「鉄パイプ少年」の粗暴と冷酷
●なぜ周囲は彼を助け出せなかったのか?


「カミソン(上村(うえむら)遼太君のこと)はみんなにずっと相談していたんです。『(不良)グループを抜けたい』『部活に戻りたい。今は体力的に厳しいけど、もう一度がんばりたい』、そんなLINEが頻繁に来ていました。なんとか助け出せないかとカミソンの相談に乗っていると、途中でいきなり不良グループの先輩からLINEで横やりが入るんです。『お前さ、なんか関係あんのかよ?』と脅される。怖くて連絡が取れなくなってしまっていたんですが……」(地元の友人)

 2月20日の午前6時すぎ、神奈川県川崎市川崎区の多摩川河川敷で近くの大師中学に通う上村遼太君(13)の遺体が発見された。死因は出血性ショックだった。
「遺体は、全裸でクツも履いていなかった。首に多数の刺し傷や切り傷があったんですが、深さ数cmで頸動脈に達しているものがあり、致命傷になったと見ている。また身体には殴られたような複数のアザがありました。現場には結束バンドが落ちていて、上村君には防御創がなかった。服を脱がせて、抵抗できないようにしたあと、複数人で殴る蹴るの暴行を加え、何度も刃物で刺したのではないでしょうか。首の致命傷と現場に落ちていたカッターナイフの刃の形状が一致しなかったことから、複数の刃物が使われたと見ています」(捜査関係者)
 幹線道路から現場に至る道には、3台以上の監視カメラがある。20日の午前2時前、そのうちの複数台のカメラに3人以上の人物と現場方向に歩く上村君の姿が映っていた。だが、彼らが戻ってくる時、人数が一人減っていたのだ。

現場は「不良のたまり場」

 それから約1時間後の午前3時頃。現場から約600m離れた公園のトイレでボヤが起きた。そこから焼け焦げた上村君のクツが見つかっており、何者かが証拠隠滅のために現場から持ち去った上村君の衣服を燃やしたと見られている。

「遺体が発見された場所は、以前から地元の不良のたまり場だったんです。15人から多いときは30人ぐらいの中高生が集まってはタバコを吸ったり、酒を飲んだりして騒いでいました」(近隣住民)

 あまりに残忍なやり口に、「"イスラム国ごっこ"をしているうちにエスカレートしたのでは」(前出・捜査関係者)とも囁かれている。

 上村君は犯行現場から東に数kmほど離れたアパートで家族と暮らしていた。神奈川県で生まれたが、5歳のときに父親が漁師を募集するIターン事業に応募したため、島根半島から北へ65kmの日本海に浮かぶ隠岐諸島の西ノ島に移住した。小学校ではバスケットボール部に入り、友だちも多かった。西ノ島での生活はとても楽しかったようだ。大師小学校の卒業文集では、島での暮らしを次のように振り返っている。

〈西ノ島小では、学校が終わると友だちと五人くらいで海水浴をしに行きます。川崎の海よりすき通った青色をしていてきれいです〉(原文ママ)

 両親が離婚し、母親に引き取られたため、小学6年生の7月に川崎に引っ越したが、港に見送りの同級生や保護者が70名近く集まり、上村君が乗ったフェリーには色とりどりの紙テープがかけられたという。川崎では大師小学校に転入後、そのまま大師中学校に進学。ここでもバスケットボール部に所属した。

8人の不良グループ

「カミソンはバスケ上手かったですよ。スピードもあるし、先輩たちも『うまいなあ』と言っていた。女のコにもすごくモテたんです。小学校で2人、中学校に入ってからは3人の女のコと付き合っていましたね。でも、友だち付き合いもよくて、みんなで学校から近い『ラウンドワン』に行って、ゲームセンターとかでよく遊びました。『いまは(機動戦士ガンダムのゲームの)どのモビルスーツ使ってんの?』なんてLINEでよく話していましたね」(同級生)

 だが、中学に入学してから半年近くが経った昨年の秋頃。上村君の周囲にガラのよくない連中の姿が目につくようになる。同級生が続ける。

「近くの大師公園でよくストリートバスケをしていたんですが、そこには他の中学の生徒やちょっと不良っぽい先輩もよくいたんです。カミソンはその人たちを通じて不良グループと遊び回るようになりました。去年の夏までは部活の練習には毎日来ていて、朝練も出ていたんですが、だんだん部活に顔を出さなくなりました。タバコも吸い始めていたようで、肺活量がなくなって『オレ、もう走れないわ』と言っていたのを覚えています」

 上村君がこの頃から出入りし始めた不良グループは、他の中学の生徒や高校生の約8人で構成されていた。そのリーダー格が高校生のAだった。

「Aは地元の定時制高校の生徒ですが、学校にはほとんど通っていないようです。Aは地元の不良のトップというわけではありませんが、自分より弱い立場だったり、言い返せない人間に対しては、相手が死ぬんじゃないかというぐらい殴りまくるんですよ。『この間、その辺のオヤジを鉄パイプでボコボコにしてやった。それでカンベツ(鑑別所)帰りよ』と半グレ気取りで言っていたのを覚えています」(Aの知人)

 上村君は短髪だった髪を伸ばし、学校も休みがちになった。家に帰らない日も徐々に増えていったという。上村君の担任の女性教諭は1月から数十回にわたって上村君の自宅や母親の携帯に電話をかけ、自宅にも5回足を運んだが、上村君本人とは会うことができなかったという。

「"オール"といって、あのグループはカミソンを呼び出しては、朝6時ぐらいまで毎日のように遊び歩いていた。万引きやカツアゲもしていたんですが、カミソンはそれを断っていたらしい。その頃から、グループのなかでパシリにされたり、殴られるようになったようです。最近はもう心が弱くなって奴隷のようにされていました。別の友人には『殴られるのが本当に怖い。もう呼ばれても行きたくない』と言っていたようです」(前出・地元の友人)

 不良グループはまさに暴力で上村君を支配していた。そんな中、決定的な事件が起きる。1月の暴行事件だ。

「1月下旬頃、Aたちのグループが上村君を連れて東京に遊びに行ったんです。Aたちは『東京まで飲みに行くんだ』と話していました。その際に上村君の態度が悪いと難癖をつけてボコボコに殴ったんです。上村君は顔がパンパンになって倍ぐらいに腫れ上がっていました。ただ、上村君は『お願いだから誰にも言わないでください』とものすごく怯えていました」(前出・Aの知人)

 そのときAは『(殴られたことを)絶対に誰にも言うな』と上村君を脅していたという。だが、上村君はAと同学年のある先輩に間接的に相談していた。これがAの怒りを買った。

「その先輩というのが、Aが昔"ヤキを入れられた"人だったんです。そのことがどこからかAに伝わって、『(上村君が)俺のことをチクりやがった』と激怒していたんです」(同前)

 神奈川県警は90名超の捜査員を投入。Aのグループの1月の暴行事件については当局も把握しており、上村君殺害事件との関連性について捜査を進めている。

「神奈川県警は未成年が絡む事件とあって、非常に慎重になっている。ただ、一方で県警は、重大事件であれば立ち上げるはずの『特別捜査本部』ではなく『捜査本部』しか設置していない。遺体の身元が発覚した時点から、何か捜査の見通しが狂ったのではないかと言われています」(全国紙社会部記者)

 防犯カメラの映像などから、現場にいたメンバーは特定されつつあるが、神奈川県警はさらに慎重に全容解明を進めている。


リーダー格少年、殺害認める=「告げ口に怒り」動機供述―
中1殺害・神奈川県警

 時事通信(2015年3月2日12時23分)

 川崎市の多摩川河川敷で中学1年上村遼太さん(13)の殺害された遺体が見つかった事件で、殺人容疑で逮捕されたリーダー格の少年(18)が神奈川県警捜査1課などの調べに対し、容疑を認める供述を始めたことが2日、捜査関係者の話で分かった。上村さんに加えた暴行に関して他の少年グループとトラブルとなったことをめぐり、「告げ口」に怒りを募らせたことが殺害の動機となったと説明しているという。

 県警によると、他に逮捕された17歳の少年2人も、自身の事件への関与について話し始めている。うち1人は「18歳少年が被害者を刺した」と供述しており、同課などは供述内容の突き合わせなど裏付け捜査を進めている。

 18歳の少年は2月27日の逮捕当初、「何も言いたくない」などと供述し、殺人容疑を否認していたが、同28日夜の取り調べから関与を認める供述を始めた。

 捜査関係者によると、18歳少年と別グループとのトラブルは事件の8日前の2月12日に発生。少年の同市川崎区の自宅に数人が押し掛け、上村さんへの暴行に抗議していた。少年は当時、自宅にいて、駆け付けた警察官から事情を聴かれていた。県警は少年の逆恨みが事件につながったとみている。

 3人は2月20日午前2時ごろ、川崎区港町の多摩川河川敷で、刃物のようなもので上村さんの首を何度も突き刺すなどして殺害したとして逮捕された。
 

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