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第29回椎の実会例会のご報告

 投稿者:石橋健正  投稿日:2018年 7月11日(水)01時00分1秒
返信・引用
  西日本各地に記録的な大雨災害を齎した台風7号が去り、再び強い日差しを取り戻した真夏日、31名の仲間が三田の萬来舎に集いました。久方ぶりに根橋会友がお見えになり、ひと言ご挨拶の後、川又邦雄さんを始め、希望者との指導碁を打って頂きました。加えて今回は4名の女性が参加。顔ぶれは宮武悦子さん(成島真さんのご紹介)、佐護博子さん、鈴木順子さん(共に尾関和子さんの紹介)、中條京子さん(中條満さんの奥様)。共にそれぞれのルートで研鑽を積まれた筋金入りの腕前。質の高い女性陣の参加で夏休み前の例会は華やぎと快い緊張感に包まれました(対戦結果につきましてはどうぞ直接お伺いになってください)。
さて、今回は忽那(くつな)滋一郎さん(59年経卒。中等部3回生)をご紹介しましょう。手入れの利いた白髪、こんがり焼けた肌、スリムな体躯、見るからに若々しい。それこそ青春の日々を体育会水泳部で練習に明け暮れた賜物。「水泳部では遠泳、日本泳法チームに属し、ホームグラウンドは葉山でしたが、シーズンオフは三田の25メートルプールで震えながら泳ぎました(昭和30年代当時、競泳チームは他の競泳用プールを借りていた。早稲田には競泳チームがなく、慶早水上大会は専ら日本泳法の模擬競技が行われた)。春から夏のシーズンを迎え、春は3月頃から伊豆あるいは蓼科の温水プールで約1週間、7月下旬の夏休みは葉山の海で泳法、遠泳を1ヶ月、合宿しました。遠泳は船の櫓を海に入れることから始めます(遠泳に船は不可欠)。ですから舟艇の合宿も兼ねていました。最終日は必ず葉山・江の島間10マイルの遠泳でした。早いのは3時間、遅いのは7時間ぐらいかかりましたでしょうか。ともかく毎年完泳しました。こうした苦楽を共にした仲間とは今も飲み会を続けていますが、掛け替えのない財産ですね。週2回1キロぐらいは泳いでいます」と。囲碁について伺うと「大学入学前に友人から教わりましたが、コテンパンにやられ、地元の碁会所に通うようになり、7~8級ぐらいにはなったでしょうか。ところがその後商社勤めで、落ち着いて勉強する暇はありませんでした。ロスアンジェルス、デュッセルドルフ、香港、ジャカルタとそれこそ目まぐるしい日々を送りました。そこで工夫したのが、ポケットに忍ばせた囲碁の本。フライトやホテル滞在の合間を見つけては、考え込んでいました。今皆さんと何とかお付き合いできるのも当時の独学の賜物かな、と思っています。それと人の打っている碁を見るのが好きですね。一緒に考えるのが楽しい」と。
趣味をあと二つ。まずは釣り。勤務先の仲間と釣り同好会を作り、毎月一回のペースで始まった。専ら海釣り、漁場は三浦半島、鹿島沖。釣果の自慢は70センチ、4キロのヒラメを釣り上げたこと、量では黒鯛4匹、タコ1杯。釣れるのはこよなくうれしいが結構捌くのが大変のよう。もう一つは登山。日本山岳学会会員を中心に初心者クラスが10数名集まり、山梨、群馬、長野あたりの2000メートル級を目指す。ただし1000メートルあたりまでは車とか。楽しみは専ら帰りのマイクロバスの宴会にあるらしい。水泳も今や欠かせない趣味。加えて囲碁、釣り、登山といずれも友との交流抜きには語れない。忽那さんの真骨頂ですね。
さて、忽那という姓の由来を尋ねると即「先祖は伊予水軍でしてね、地元(愛媛)には40代目の当主が現存します。地元には結構忽那姓がおりましてね、ごく自然に『くつな』と呼び合っていますよ」と。
伊予水軍の末裔ですか。納得ですね。迷うことなく水泳部に入り、水と親しみ、海に遊ぶ。忽那さんの身体には伊予水軍の血が連綿と脈打っているんですね。

さて、8月はお休み(夏休み)です。9月の例会は11日(火)ですが、第2回大会を予定しております。また別途ご案内を差し上げますので、お繰り合わせの上、多数のご参加をお待ちしております。
では、暑さに負けず、大いに英気を養い、元気に再会いたしましょう。
 
 

どんぐり会7月報告

 投稿者:伊澤孝雄  投稿日:2018年 7月 6日(金)17時44分22秒
返信・引用
  どんぐり会月例会が、7月3日(火)三田キャンパス内「萬来舎」で開かれました。
例年ない早い梅雨明けとなり、また「梅雨明け宣言」から雨が続くことも無く、
これからの暑さが思いやられるような、本格的な暑さの一日でした。
碁会出席者は21名、懇親会には9名の方にご参加頂きました。小泉陽一さんが
常時参加されるようになり、毎回誰かが指導碁を打っていただいております。
適切なポイント指導が好評のようですが、強くなってもらいたいと言う熱意から、
厳しい言葉にもなりますが、それだけしっかりと身につくことだろうと思います。

図書館展示室で「釈宗演と近代日本」という特別展が、8月6日まで開かれています。
26才という異例の若さで修行を終え、すでに僧としての地位を築いていた釈宗演は、
師の反対を押し切り慶應義塾に入学。釈宗演のもとには夏目漱石が参禅したことでも知られ、
福沢諭吉の援助を得てシカゴでの「第1回万国宗教会議」に出席し、鈴木大拙の翻訳による
英語での発信をはじめ、世界を精力的に巡るなど、常にグローバルに活躍しました。
宗教の世界と慶応義塾との関係は日頃なじみがありませんが、宗演が渡米の際、
福沢諭吉の英文書簡を携えたことや、金銭的な援助も受けていたようで、
福沢諭吉が宗教にも理解があったことなどを知るよい機会でした。

8月例会は休みです。次回は9月4日(火)となりますが、会場の都合で開始が
午後1時30分になります。皆さまのご参加をお待ちしております。
 

椎の実会7月度例会のご案内

 投稿者:平田晶敏  投稿日:2018年 6月13日(水)08時23分9秒
返信・引用
  椎の実会の皆様

平成30年7月度例会を下記により開催しますので、お知らせします。

                            記

日時:   平成30年7月10日(火)   午後12時30分  受付開始
                          午後1時~5時   自由対局
場所:   三田キャンパス 南校舎3階「萬来舎」 個室

会費:   1,200 円 コーヒー・紅茶ケーキ付、又はビ-ル・つまみ付き

懇親会: 午後5時~7時 サロンで懇親会 参加任意

     飲食代一人 2,500 円位

午後7時~9時 ラウンジで更なる自由対局も可です。

 参加を希望される方は、会場準備の都合上6月30日までに、このメ―ルに
 返信して頂くか、以下にご連絡下さい。
 石橋健正    Tel:03-3412-3290   E-mail:  kensei-i@m07.itscom.net

 なお、8月度はお休み、9月度は9月11日(火)開催予定です。
                              以上
 

第28回椎の実会例会のご報告

 投稿者:石橋健正  投稿日:2018年 6月13日(水)00時34分5秒
返信・引用
  突然の台風到来で懸念された天候不順もさしたることなく、薄日の差す陽気の中、27名(欠席4名、飛び入り2名)の仲間が三田の萬来舎に集いました。就中5月中旬難手術を見事克服された伽藍幹事の姿に同慶と感動を得ました。懇親会も9名の参加を得、囲碁界の昨今に花が咲きました。
今回は伽藍さんのご友人である虫明孝義さん(61年法卒)をご紹介いたしましょう。法学部ご出身で公認会計士というやや異色のキャリアを持ち、伽藍さんとは会計士とクライアントという関係で知り合い、爾来40年に及ぶお付き合いという。出会いの妙ですね。「何しろ根っからの旅行好きでして、国内に飽き足らず、海外を夢見ておりました。しかし職場ではアジアとアメリカばかり。30年前一念発起しまして、ロンドン、パリ、ローマへ行き、ヨーロッパにハマりました」と。そのハマリが半端じゃありません。とうとうヨーロッパ42ヶ国歴訪を完遂し、昨年(2017年10月)には「ヨーロッパ散策(上下)文庫版」(文芸社発行)を纏め上げる。しかも単なるガイドブックに非ず、歴史、風土、文化、国民性に触れ、各国の姿を浮き彫りにしている。上下各700円、どうぞ書店を覗いてみてください。42ヶ国のベストスリーはとお尋ねすると、即座にスイス、イタリア、ポーランド、と。「スイスはお手本にしたい国ですね。山岳地帯にあり、耕地に恵まれず、天然資源に乏しい。そこから鉄道開発をバネに観光事業、豊富な為替知識をバックに金融業、時計に代表される精密機械工業を育て今日の繁栄を築き上げたました。イタリアはとにかく見るべきもの、感動の多い国ですね。親しみが持てます。気候、火山、リゾット(米食)、家族・友人を大事にする、など日本と似てますね。ポーランドは感激、驚きの国ですね。重なる戦禍に見舞われながら、不死鳥のように蘇えり、今日の美しい中世都市を再現しました。それと大変な親日国なんですね(一説によるとロシア統治下の時期、日本がロシアに勝ったから、だとか)。でももう一度行きたい所はどこか、と問われれば迷わず南極ですね。思うと見るとは大違い。果てしなく広がる白い大地の前に立ち、絶句しましたね。身体の隅々に滲み渡ってくる開放感とでも言いましょうか。もう日常のこまごましたことなどどうでもいいや、という感じ」。旅に区切りをつけ、本格的に取り組み始めたのが、囲碁とオリジナル切手の創作。「囲碁は小学校時代から知っていたのですが、全く不勉強でした。遅まきながら地域の碁会、仕事仲間、椎の実会などの参加を楽しんでおります。それと大沢摩耶さんの教室に入り、石の打った意味など教えて頂いております。オリジナル切手の創作とは、要するに自分で撮った写真を郵便局に持ち込み、切手にしてもらうことです。世界に18種しか存在しないペンギンの姿をカメラに収められたら本望ですね。それと絶滅危惧種を出来るだけ多く撮りたいですね」と。どこまでもユニーク、闊達ですね。
虫明という姓は岡山の瀬戸内市に実在する地名だそうな。由来はそこに生息する虫(ほたる)の光で浜が明るく見えたからということらしい。たしか東京湾に浮かぶパーキングエリアの名は「海ほたる」。虫明さんの前途には「海ほたる」の明かりが灯っているようですね。

 今後の例会の日程は7月10日(火)、8月はお休み(夏休み)、9月11日(火)を予定しております。なお、第2回大会も目論んでおります。別途ご連絡いたしますので、何卒お繰り合わせのほど
お願い申しあげます。
 

どんぐり会6月例会報告

 投稿者:春原聰博  投稿日:2018年 6月 6日(水)22時15分19秒
返信・引用
  梅雨入り前の日差しの厳しい一日、6月4日どんぐり会6月例会が24名の出席
を得て開催されました。
久しぶりに出席された杉本さんが、ペンの入った三色旗のマーク入りで印刷
された名札を見て喜んでくださいました。3月の「椎の実会との交流戦」の
時に椎の実会の幹事のおひとりである伽藍さんが、どんぐり会の皆さんの名札
も新調してくださったのでした。ちょっとしゃれた名札を首にかけると、下手
な手は打てない気がします。(当方は相変わらず下手な手のオンパレードでした。)
対局が行われる萬來舎の一室から見下ろす三田キャンパス中庭にはその日の
慶早戦の終了後に行われる、東京六大学野球優勝祝賀会場が準備されているの
が見えます。一勝一敗の後、今日勝てば完全優勝という慶応野球部の戦況を
気にしながらの対局。安井さんはキャンパスに出て祝賀会場に設えた大型
ビジョンで戦況を見守る。時々萬來舎の片岡支配人が途中経過をアナウンス。
0対0で延長戦に入り最後は負けてしまい完全優勝はならず、対局場もがっくり。
例会のお開きの時間となり、懇親会は9名の参加。氣賀さんのAI 囲碁について
の奥の深いお話が聞けるのもどんぐり会の楽しみの一つです。
矢島さんは野球部の面々が神宮野球場からパレードして三田の山に入るまで時間が
あるということで、3次会として小泉さんに碁の指導を受けておられました。

次回7月例会は7月3日(火)、8月はお休みです。
 

囲碁三田会第11回総会&親睦碁会

 投稿者:小泉 玲  投稿日:2018年 6月 5日(火)07時24分36秒
返信・引用
  去る5月26日の土曜日、新装なった市ヶ谷の日本棋院に於いて「囲碁三田会第11回総会&親睦碁会」が開催されました。

今回も57名の会員OB、OGと現役学生が参加致しました。

総会は山下会長から開会のご挨拶に引き続き、過去一年間に亘る活動についての報告がなされました。

その中で今年17名の選手団を迎えて3月に三田キャンパス東館のシンポジアムスペースで開催された韓国延世大学との交流戦がNHKの囲碁番組で放送されたことなどにも言及され、囲碁三田会のメンバー並びに塾監局の協力のもと当該交流戦が成功裏に終了したことに対する御礼が述べられました。

また今回の総会においては、新たに大山副会長の選任に加えて、藤田、島崎両氏の幹事就任も発表され、その後柴田監事による会計監査報告と合わせ、満場異議なしで了承されました。
柴田監事からは今後の延世大学との交流戦への寄附金を呼びかけ、会の財政面への協力要請を行いました。

その後早速親睦碁会へと移り、毎月萬来舎で開催されている囲碁三田会の有段者の会である「椎の実会」の会長でもある藤森三男(慶應大学名誉教授)さん、大阪から参加された大阪商業大学学長谷岡一郎さん、昭和31年医学部卒業の最年長86歳の桑原弘信さん、そして慶應大学卒のご両親に連れられ参加した8歳の前川健太くんなど、今年も老若男女による熱戦が各所で繰り広げられました。

碁会終了後は、大山副会長から成績優秀者に高尾紳路九段の直筆サイン本をはじめとするたくさんの賞品が授与され、さらには参加者全員に金澤翔子さんのファイルセットが配られました。

最後に碁会終了後に場所を同じくして開催された懇親会は、澤口囲碁部OB・OG会長の乾杯の音頭で始まり、最後囲碁三田会気賀副会長のご挨拶で終了するまで、終始和気藹々とした雰囲気に包まれていたことを申し添えます。



 

椎の実会6月度例会のご案内

 投稿者:平田晶敏  投稿日:2018年 5月 9日(水)14時11分59秒
返信・引用
  椎の実会の皆様

平成30年6月度例会を下記により開催しますので、お知らせします。

                            記

日時:   平成30年6月12日(火)   午後12時30分  受付開始
                          午後1時~5時   自由対局
場所:   三田キャンパス 南校舎3階「萬来舎」 個室

会費:   1,200 円 コーヒー・紅茶ケーキ付、又はビ-ル・つまみ付き

懇親会: 午後5時~7時 サロンで懇親会 参加任意

     飲食代一人 2,500 円位

午後7時~9時 ラウンジで更なる自由対局も可です。

参加を希望される方は、会場準備の都合上5月 1 日までに、このメ―ルに
返信して頂くか、以下にご連絡下さい。
石橋健正    Tel:03-3412-3290   E-mail:  kensei-i@m07.itscom.net

なお、7月度は 7月10日(火) 開催予定です。
                               以上
 

第27回椎の実会例会のご報告

 投稿者:石橋健正  投稿日:2018年 5月 9日(水)13時28分48秒
返信・引用
  南へ張り出した前線が雨と冷気を齎し、ひんやりとした一日、28人の仲間(新入会員1名を含む)が三田の萬来舎に集いました。新年度を迎え当会も新たに安井俊一さん(59年経卒)、平田晶敏さん(72年工卒)のお二人が幹事団に加わり4名体制で運営していくこととなりました。何卒引き続きご協力の程お願い申し上げます。
本日は根橋(輝一)東京囲碁三田会会長が来会され、来る6月3日(日)日本棋院本院で開催される同会第3回大会のご案内方々ご挨拶をされました。早速指導碁のご快諾を頂き、懇親会の歓談にも参加していただきました。機会を見ての参加も要請いたしました。乞うご期待ですね(根橋さんは塾囲碁部の黄金時代を築かれた立役者のお一人。当会会友)。
 ところで会友とは一味違う立場でご指導いただいている方が茅野恭弘さん(中等部第1回生。57年政卒)。茅野さんの棋力は76点(7段)ゆえ、会友クラスに2子でコミもらい、当会のトップクラスとは2子の手合いというところ。対局するやすぐ届きそうな感触を得たり、一歩がなかなか大変とお感じになったり、さまざまでしょう。囲碁部出身に非ずして茅野さんクラスの棋力を有する人はほんの一握りとか。若かりし頃の茅野さんは湘南の海に好きなヨットを浮かべ、ゴルフ、クルマ(レーサーのライセンスを持つ)など絵に描いたようなアウトドア派。ところが36歳にして大きな転機が訪れる。ひとつは父君の早逝で家業(酒類の輸入販売)を引き継ぐ。もうひとつはヨットによるアクシデント(ロープが指に絡まり、複雑骨折。爾来ものをしっかり握れなくなる)。インドア派への転向を余儀なくされる。そこで行きついたのが父君の好きだった囲碁(自宅に高川格を呼んで指導を受けていたほど)。たまたまホームグラウンド(銀座のバー、クラブが得意先)で「坂田道場」(7丁目付近)を見つけ、茅野さんの囲碁熱に火が付いた。自営業の強味で暇を見ては顔を出すうち、たちまち常連となる。当時名人、本因坊を独占した坂田人気はまさに飛ぶ鳥落とす勢い。道場はプロ、アマが蝟集し、熱気に溢れ侃々諤々の由。気の利いた席亭のお蔭でいろんなタイプと手合わせしたが、全然勝てない。周りは口出し勝手放題の連中が群がり、最後は誰が打っているのやら分からなくなる始末。半年を過ぎるあたりからボツボツ勝てるようになり、碁が面白くなってきた。52歳で家業を後進に譲り、いよいよ道場へ入りびたりの生活となる。茅野さんは徹底的に実戦(と局後の検討)で鍛え抜いた人、と言えそうですね。若手の台頭で何時しか坂田の全盛期も終わりを告げ、茅野さんも銀座の所有ビルの最上階(7階)に碁席を設け、オーナー兼席亭の自適の生活に入る。そこへ舞い込んだのが塾の囲碁サークル(銀座慶応囲碁同好会。旧ユニコン倶楽部囲碁会の有志の集まり)。そこを拠に親交を深め、今日の囲碁三田会との繋がりになっている。茅野さんは出会った当初から「根橋君には2子ではとても勝てない。コミをもらってもダメかな。80歳を過ぎてボケも入ってきたし」とおっしゃる。ところが対局者の多くが「茅野さんは強くなっている感じ。こちらのボケの進度が早いのか、キャリアの差というものか」と。ますます盛んな茅野さんに、どうぞ気軽にチャレンジしてみて下さい。老婆心ながらひと言。決して手抜きを期待されること勿れ。

 今後の例会のスケジュールは6月12日(火)、7月10日(火)、8月は夏休みです。また別途幹事からご案内いたします。多数のご参加をお待ちしております。なお、第2回大会も予定しておりますが、決まり次第ご案内申し上げます。
 

今昔物語

 投稿者:氣賀康夫  投稿日:2018年 5月 7日(月)12時42分18秒
返信・引用
  伊澤さんがご紹介くださった今昔物語の碁の話は初めて聞きましたが、面白いですね。今日ですとまるでα碁の話のようです。  

どんぐり会5月例会報告

 投稿者:伊澤孝雄  投稿日:2018年 5月 6日(日)23時03分45秒
返信・引用
  どんぐり会月例会が5月1日(火)三田キャンパス内「萬来舎」で開かれました。
今回は、ちょうどゴールデンウィークの真っ只中ということもあり、参加者がいつもより少ないようでした。参加者が少なかったとは言え、繰り広げられた戦いは熱気に溢れたものでした。碁会参加者は19名、懇親会には6名の方が残り、楽しく語り合いました。

(今昔物語から碁にまつわる話)
今は昔、寛蓮という碁の名人がいた。醍醐天皇もたいそう上手であったが、寛蓮には二目を置いていた。ある日、寛蓮が内裏を退出して西の大宮大路を車を進めていると、こざっぱりした女童が、寛蓮の供を呼びとめ何事か話しかけた。女童の女主人が、寛蓮にちょっとお立ち寄り頂きたい、申し上げたいことがある、と言うことだった。寛蓮は不審に思ったが、その女童の言うままに車をやらせると、檜垣をめぐらした押立門のある家があった。粗末な小家ではあるが、いかにも風流な住まいである。寛蓮が家に上がると、伊予簾がかけてあり、そのそばにつややかに拭き込んだ碁盤があった。碁盤の上にはいかにも上等そうな碁笥が置いてある。

寛蓮がそこから離れてすわっていると、簾の中で奥床しくかわいらしい女の声がして、「こちらへお寄り下さい」と言うので、碁盤のそばに寄ってすわった。すると女が、「あなた様は、当代並ぶ者のない碁の名手と承っておりますので、ぜひ拝見したいものと思っておりました」と言う。寛蓮は聞いてほほえみ、「それはまことに面白いことでございますな。何目ほどお置きなさいます」と言って、碁盤のそばに近寄った。この間にも、簾の中から香のかおりが香ばしく匂ってくる。
さて、寛蓮は碁笥の一つを取り、もう一つを簾の中にさし入れると、女は面と向かっては恥ずかしくて打てないので、そのままそこにお置きくださいと言う。寛蓮は心の中で、なかなか心にくいことを言うものだと思い、碁笥を二つとも自分の前にもどし、女の言い出す言葉を待っていた。

やがて几帳の隙間から、白くきれいな二尺ほどの木がすっと出てきて、「わたくしの石はまずここにお置きくださいまし」と言って、中央の聖目を指した。そして「本来なら何目か置くはずですが、まずこの一局はわたくしが先を取りまして、力のほどが分かりましてから、十目でも二十目でも置かしていただきます」と言うので、女の石を中央の聖目に置いた。次に寛蓮が打つ。女の打つ手は木で教えたので、教える通りに打っていくうち、寛蓮の石は皆殺しにされてしまった。どうにか生きた石もおおかた囲まれてしまって、とても手向かい出来そうにない。その時、寛蓮は、「これはなんとも不思議なことだ。わしと対局して、現在どうしてこれほど打てる者があろうか。たとえ、素晴らしい名手といっても、こうも皆殺しに打たれるはずはない」と恐怖を覚え、布石を崩した。

そして、物も言えずにいると、女はかすかに笑みを含んだ声で、「もう一局いかがです」と言ったが、寛蓮は、こんな恐ろしい者には物言わぬが上分別と思い、草履も履くや履かずに逃げ出して車に乗り、一目散に仁和寺に逃げ帰って醍醐天皇の御前に参り、「かくかくかようのことがございました」と申し上げた。天皇もいぶかしく思い、翌日その場所に人をやって尋ねられたが、その家には誰一人もおらず、ただ留守居に、今にも死にそうな女法師が一人いた。その女法師が言うには、「この家には左京から方違えのためとかで、五、六日お出でになった方がありましたが、昨夜お帰りになりました」とのことだった。
当時の人は、「人間であったなら、寛蓮と盤を囲んでどうして皆殺しに打てよう。これは変化の者が現われたのであろう」と疑った。そのころ世間ではこの話で持ちきりだった、とこう語り伝えている。
 

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