|
近畿地区大会の初戦、それも第一試合。浪商は1点を先取したのはよかったが、その後同点とされ、さらに延長戦へと突入した。そして観客には見慣れないタイブレイク制度の導入。観客席もどよめいていた。イニングの最初から2塁と1塁に走者を置いて試合が始まるので、いずれのチームにとってもたやすく点が入るものと思っていた。しかし、入りそうにも関わらず、中々点が入らない。ついに逆転され、一球・一球、一振り・一振りに注目が集まり、歓声とため息が交互にスタンドを揺らせていました。そして14回の表、先攻の智辯学園が1点を先取した時にはこれで決まったかと諦めかけていた。それが後攻の浪商の攻撃になり、なんと一挙に2点を取った。両チームが残塁を重ねていた中で、突如として均衡が破れ、浪商に勝利が訪れた。というよりも、それはもぎ取ったとも言える瞬間だった。本当に迫力のある試合をみせてもらった。次の準決勝の相手は、東海大仰星高校さんです。大阪大会では履正社を破った強豪ですが、次も舞洲スタジアムでまた浪商の校歌を歌わせてくれることを期待しています。
|
|