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安倍内閣退陣Xデー

 投稿者:東京新報  投稿日:2020年 8月19日(水)09時24分36秒
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  来月退陣、再来月総選挙・・・。

麻生か、石破か?はたまた菅か?

子分が足引っ張らなければ良いのですが・・。
妻をDVして吉野町のマンションに5回も警官出動させた横浜市議が
菅氏に迷惑をかけない事を祈ります。

議会局の女性職員に手を出して、挙げ句の果てに離婚した三菱重工上がりの市議もしかり・・。




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週刊文春デジタル

「腰が痛い」 壁に手を突き、ろれつも… 安倍「眠れない」 年内退陣Xデー
2020/08/19

新規感染者は連日一千人を超え、終わりが見えないコロナ禍。そんな中、永田町では「安倍政権の終わり」が公然と語られ始めた。足取りの重さは顕著で、慶応病院へ検査に向かう様子がニュース速報の対象になっている。状況は退陣した十三年前の夏と酷似しつつある。

 安倍晋三首相の周辺がにわかに騒がしくなったのはお盆休みの最後の日曜日、八月十六日の夜のことだった。
「明日、朝十時半に首相が慶応病院に検査に行き、どうやらそのまま入院するらしい。麻生太郎副総理がしばらく職務を代行し、退陣に至る可能性もある」
 こんな情報が瞬く間に永田町を超え、アメリカにまで届いた。米国務省からも首相周辺に真偽のほどを問い合わせる連絡が来たほどだった。

 その数時間前には、安倍首相が全幅の信頼を寄せる甘利明税調会長が、フジテレビの番組内で「(首相には)ちょっと休んでもらいたい。責任感が強く、自分が休むことは罪だとの意識まで持っている」と話した。これを「病院行きのインパクトを和らげる、前さばきの発言か」と見るのは、永田町の住人なら当たり前のことだった。
 翌十七日の朝十時。渋谷区富ヶ谷の私邸に今井尚哉秘書官が迎えに来ると、紺のジャケットにマスク姿の安倍首相は車の後部座席に乗り込んだ。向かった先はやはり、信濃町の慶応病院。
 官邸サイドからはしきりに「大したことはない。ただの検査だ」という説が流されたが、安倍首相はすでに六月十三日に人間ドックを受けている。その時は朝八時半に病院に入り、二時過ぎに出た。病院に滞在したのは六時間弱。ところが今回は、朝十時半に入ると、六時まで出てこなかった。
「病院側は『六月の分の追加検査だ』と説明し、火消しを図っているが、人間ドックよりも長い七時間半の滞在は単なる追加検査とは思えず、ただ事ではない」(政治部記者)
 岸田文雄政調会長を支えるある議員は、思わず周囲にこう漏らした。
「このまま安倍さんが退陣すれば、後継は菅官房長官になってしまう」
 首相秘書官の一人は、こう呟くしかなかった。
「よくよく調べてもらわないと……。実際(安倍首相の身体が)どうなっているのか、分からない」
 異変の予兆は枚挙に暇がなかった。
 最近の安倍首相は、髪に白いものが目立ち、目の下にはクマが色濃く滲んでいた。ふっくらしていた頬からは肉が落ち、呂律も回らなかった。
 最も番記者たちを驚かせた場面は、八月十二日、午後一時過ぎ。「黒い雨」訴訟で健康被害を訴えた住民全員を被爆者と認めた広島地裁判決に対し、控訴を決めたことについて、安倍首相がぶら下がりで政府見解を述べたときのことだった。歩幅が小さく、歩みが極端に遅い。声もかすれて聞こえてこない。しかもこの直後、二時十分まで「空白の五十分」があった。
「この時、官邸から公邸に移動し、医師の診察を受けたのでは」
 こう推測する番記者もいる。直後に一時間弱、安倍首相とサシで会談したのが、甘利氏だった。甘利氏は周囲にこう漏らした。
「総理の顔が黒ずんでいたよ。疲労がピークに達しているんだろう」
 この十二日の様子を、TBSは、歩く秒数まで測って元気な頃と比較して報道。テレビ東京も足取りの重さに焦点を当てて取り上げた。各テレビ局は不測の事態を警戒し、官邸の向かい側にあり人の出入りがよく見える国会記者会館の屋上からカメラで撮影を始めた。民放各局が「首相の体調問題」に公然と触れるようになったことの意味は極めて重い。十三年前の夏も、安倍首相は八月に体調を崩し、九月に退陣した――。

「国民から叩かれる」

 周囲が体調を気遣う中、安倍首相本人は最近こう弱音を漏らしているという。
「眠れないんだ……」
 官邸関係者が語る。
「安倍首相は『体調を崩した』『腰が痛い』と言っており、足取りが重いのもそのせいでしょう。官邸入りしたとき、エレベーターの前で壁に手をついたこともある。新型コロナ対応で一月下旬から働きづめなので、疲労がピークに達しているようです。夕食はずっと『なだ万』の弁当や寿司などを取って秘書官らと食べていましたが、ここ二週間ほどは夕食を食べずに私邸に帰っている。あの昭恵夫人が料理をするはずがないので、周囲からは『コンビニ弁当を食べているのでは』と心配されていました」
 未曾有の感染症は、メンタル面にも深刻な影響を及ぼしているようだ。
「安倍首相は毎年夏になると、河口湖の別荘で静養するのが恒例でした。しかし、今年は小池百合子都知事が他県への移動自粛を呼びかけていることもあって断念。側近は『せめて趣味のゴルフでリフレッシュを』と勧め、八月八~十日の三連休に東京都稲城市のゴルフ場でのラウンドを計画したのですが、首相自身が首を縦に振らなかった」(同前)
 これまでは月に一度のペースで通っていたスポーツジムについても、安倍首相は「国民にジムへの注意を呼びかけておいて、自分が行くわけにも……」と躊躇し、運動といえば自宅や官邸の執務室でのウォーキングのみだったという。
「八月に入って、ようやく七カ月ぶりにジムに足を運びました。安倍首相は、ゴルフや別荘、ジムに行けば『国民から叩かれる』と神経質になっているのです」(同前)
 心身共に苛まれつつある安倍首相。側近たちもまた、国民の心が離れていく現状に頭を抱えているようだ。
「これまでは、森友・加計学園問題のような政権の危機で内閣支持率が下落しても、国会を閉じてしばらくすれば支持率は回復していた。しかし今回は、六月に国会を閉会してからも全く支持率が上がらない。とくに、NHKが八月十一日に公表した世論調査で、内閣支持率が第二次安倍政権で最低の三四%を記録し、側近たちは愕然としたそうです」(政治部デスク)
 支持率低迷の原因となっているのが、コロナ対応への相次ぐ失敗だ。その最たる例が、観光需要喚起策として鳴り物入りでスタートした「GoToトラベルキャンペーン」だろう。
 観光業界にとっては福音のはずのキャンペーン。しかし、現場から聞こえてくるのは悲鳴ばかりだ。旅行会社を取材するジャーナリストは言う。
「GoToに参加するには、とにかく用意する書類が多い。旅行会社であれば、前年度のエリア別の販売実績を月ごとに記載して提出しなければなりません。また、質問があってGoTo事務局に朝九時から電話をかけても、一日じゅう繋がらないこともあったそうです」
 制度変更に振り回されるのも、日常茶飯事だという。
「東京がGoToから除外されたことを受けて、八月十三日からは旅行者に『同行者居住地証明書』の提出が義務づけられました。こうした説明をお客さんに求められるのは宿側ですが、事務局からは何の連絡もない」(京都市の旅館経営者)
 北海道北部で民宿を営む女性は、GoTo参加を断念した。苦しい胸の内をこう明かす。
「ウチのような個人経営の宿には、GoToの手続きは煩雑すぎます。正直、大手旅行代理店や宿泊サイトに組み込まれなければやっていけない制度設計で、個人経営の宿は黙殺されているに等しい」

 そんなGoToトラベルに計上された予算は、約一兆三千五百億円に上る。
「この予算のうち、事務委託費の一千八百億円を除いた約一兆一千七百億円が、旅行代金の割引の原資になります。赤羽一嘉国交相は会見で、前年度の取扱額をもとに既に配分されたのが予算全体の約二割弱であることを説明している。つまり、現時点で各業者に約二千億円の割引が配分されていることになります」(国交省担当記者)
 だが、この配分額をめぐり、全国の中小旅行会社から不満の声が噴出している。
「ウチのような中小の会社に割り当てられる割引の配分額は、わずか五十万~百万円。お客さま全員を割引していたら、とても回りません。だから、表向きはGoToには参加していないと説明しつつ、昔からのお客さまにだけコッソリ割引しています」(仙台市の旅行会社社長)
 GoToにおける各旅行会社の割引の配分額は、現在のところ、前年度の旅行取扱額で決められている。その結果、中小の旅行会社への配分額が極端に少なくなっているのだ。
 そこで小誌は、大手旅行会社への予算配分額を独自に試算した。
 民間調査会社・帝国データバンクが昨年八月に公表した「国内旅行業者の経営実態調査」は、一八年度決算の売上高が判明した国内旅行業者三千四十七社について分析している。これによれば、連結業績の売上高一位はJTBで、約一兆三千億円。二番手のエイチ・アイ・エス(約七千億円)を大きく引き離している。
 そして、上位九社の売上高の合計は約三兆五千億円に上る。これは、業界全体の売上高である約四兆六千億円のうち実に七六・四%を占める。つまり、ここから試算すれば、現在配分されている約二千億円のうち、七割強にあたる約一千五百億円が大手九社に渡っていると考えられるのだ。
 そんなGoToを先頭に立って強く推進してきたのが菅義偉官房長官だ。
「菅氏はコロナ対応の当初は全く目立った動きがなく『外されている』と囁かれていましたが、すっかりGoToの旗振り役として復活した感がある」(官邸担当記者)
 八月七日、菅氏が好物のパンケーキを番記者たちと食べる恒例の“パンケーキ懇談”がホテルニューオータニのSATSUKIで行われた。席上、コロナ対応について菅氏はこう自信をみなぎらせた。
「経済最優先ということを、誰かが言わなければならない。俺が経済を回すために憎まれ役をやっているんだ」
 その姿からはすでに宰相の雰囲気が漂っていた。


「菅氏は、『帰省は日本人にとって大事な精神的イベント』が持論で、みんな帰省して地方経済を回すべきだと再三言っています。また最近増えているテレビ出演でも、たびたび『解散はなかなか難しい』などと首相の専権事項に踏み込み、気分はすっかり“次の総理”です。実際、内政の重要事項は菅氏に丸投げ状態と言っても過言ではありません」(同前)

菅氏の個人的感情

 これまでは岸田政調会長への“禅譲”が既定路線だと言われていた安倍首相も、いまでは「次は菅ちゃんもありだね」と周囲に漏らすようになっている。
 そんな菅氏がいま標的にしているのが、感染拡大の一途をたどる東京と沖縄だ。
「菅氏は一連のコロナ対応において、小池知事への敵意をむき出しにしています。緊急事態宣言の発令中には、菅氏は『小池が、二十三区の感染対策は国がやれと言っているんだ』と激怒。それ以降も『区と都の連携がなっていない』『まったく馬鹿じゃねーのか』など、折に触れて小池知事への文句をぶちまけていた。GoTo実施にあたり、『東京問題』と称してGoToの対象から東京を外したのは、菅氏の“小池憎し”が最大の理由です。小池知事も菅氏の仕打ちは腹に据えかねているようで、官邸に直談判に行こうとして、周囲に押しとどめられているそうです」(前出・デスク)
 東京よりも深刻なのが沖縄だ。ピーク時に向けて確保しようとしている病床数に対する入院者数の割合が七一・一%(八月十四日時点)と、病床逼迫が迫る。
「菅氏は八月三日の会見で、無症状者や軽症者用のホテルを確保していなかった沖縄県の対応を痛烈に批判。『ホテル確保に必要な資金は政府から提供する。それ以上のことは地元の判断でするべき』と不快感を示した。オフレコではより過激で、『玉城はなんでちゃんとやらないんだ!』と怒っていた。そもそも菅氏と沖縄県の玉城デニー知事とは、米軍普天間飛行場の移設問題で対立する間柄でもあり、折り合いが悪い。菅氏の強い非難の背景には、こうした個人的感情もあるのでしょう」(同前)

 だが、菅氏のイジメぶりは、沖縄で反発を招いている。沖縄県政関係者が語る。
「知事は、八月上旬に予定していた那覇市のホテル借り上げを前倒しして、七月末に開始しているんです。これは国と相談して決めたことなのに、菅氏が『ホテル確保がゼロだ』と批判するのはおかしい」
 元内閣府沖縄総合事務局調整官で、沖縄大と沖縄国際大で特別研究員を務める宮田裕氏も言う。
「そもそも沖縄でコロナの感染が拡大した一因には、GoToで観光客が増えたこともある。七月の四連休は、東京や神奈川など関東からの観光客がかなり増えました。その後、感染者数が急増して、いまの惨状を招いた。菅氏はGoToで観光客数を増やしておきながら、沖縄の対応を一方的に批判しているのです」
 その菅氏に、すり寄る人物がいるという。安倍首相の最側近・今井秘書官だ。
「菅氏と今井氏とは以前から距離があり、コロナ対応の初期に菅氏が外されていたのも、今井氏が対応を主導したからと見られてきた。今井氏は、岸田総理を見据え、岸田氏の秘書に総理秘書官の心得を説いたりしてきたのですが、ここ最近の風向きの変化により、ポスト安倍最右翼となった菅氏との関係修復に努めているのです」(前出・デスク)


 そんな今井氏の周辺では剣呑な動きが起きているという。警察関係者が声を潜める。
「今井氏が八月の頭ごろ、『不審者が自宅周辺にいた』と言い出したようなのです。そこで警察庁から警視庁、そして所轄の高井戸署へと指示が下りてきて、警戒しているのです」
 八月十五日、自宅から出てきた今井氏を直撃した。
――「不審者がいる」と警察に警備をお願いした?
「お願いなんてしてねぇよ」
――今井さんからお願いしたのではないんですか。
「ありません。一切。付いてこないでくれるかな。(そんな事実は)ないから!」
 キレ気味に否定する今井氏だが、前出の警察関係者はこう証言する。
「実際、所轄署が今井氏の自宅周辺の立ち寄り警戒を実施しています」
 安倍内閣は「経産内閣」とも呼ばれてきたが、今井氏の出身母体でもある経産省では、他にも見逃せない動きがあった。ある経産省職員が明かす。
「彼女はノンキャリの一職員なので、表ざたにはなっていませんが、八月三日付であの谷査恵子さんが経産省に戻ってきました。産業技術環境局国際室の筆頭課長補佐になりました。これはある種の栄転です」
 谷氏は安倍昭恵夫人付きの秘書官として、森友学園への視察などに同行。疑惑のカギを握るとされていたが、沈黙したまま三年前の八月に在イタリア大使館の一等書記官になり、論功行賞と言われてきた。このさらなる異動も、安倍首相の睨みがきくうちに森友関連の職員の処遇にケリをつけるための人事だったのか。

病院と異なる担当医の説明

 そもそも、体調不良説が出回る前から、安倍政権は茨の道が続く、と見られていた。
「十一月三日には米大統領選挙が行われますが、トランプ大統領は劣勢。八月十一日に公表された全米世論調査では、バイデン候補がトランプ大統領を十ポイント上回りました」(前出・デスク)
 これまで安倍首相は、トランプ大統領と「シンゾー」「ドナルド」とファーストネームで呼び合い、“世界一トランプと仲が良い首脳”として、各国のトップから一目置かれてきた。トランプ大統領が敗北すれば、国際社会におけるプレゼンスの低下は避けられない。

さらに、バイデン大統領が誕生すれば、安倍首相にとっては悪夢のシナリオが動き出す可能性もある。
「来夏の東京五輪の中止です。これまでトランプ大統領は、五輪延期についても『シンゾーの言うことは全て歓迎だ』と一貫して支持してきました。しかし、これがバイデン大統領となれば、どうなるかまったく読めない。感染拡大を尻目に、規模を縮小してでも五輪を強行しようとする安倍首相に、NOを突きつけることも十分にあり得ます」(同前)


 そんな中で浮上したのが、安倍首相の体調問題だったのだ。最初の節目は八月二十四日に訪れる。
「この日、連続首相在任記録が大叔父の佐藤栄作氏を超えて歴代最長になる。憲法改正も暗礁に乗り上げたいま、これを超えればもはや安倍首相に目標は無くなります。九月には内閣改造と党役員人事をやらなければなりませんが、今の総理にそれをやりきる気力、体力があるか甚だ疑問です。内閣の骨格も党のトップである幹事長も変えない小幅人事なら、やる意味もなく、さらに死に体になる」(同前)
 そんな中、急浮上しているのが、「九月退陣、十月解散」のシナリオだ。
「総裁選を一年前倒しして、早く新たなリーダーを選び、すぐに解散、総選挙とするべきだ、という意見が確かに与党内で出つつあります。新たなリーダーのご祝儀相場であれば、立憲と国民が一致団結するどころか引き抜きあいをやっている今なら、まず負けませんからね」(同前)
 八月十七日、夜六時半過ぎ。慶応病院で七時間半に及ぶ検査を終えた安倍首相は、入院することなく私邸に帰った。記者に「体調はいかがですか?」と問われても、「お疲れさま」の一言のみで家中に消えていった。病院関係者が明かす。
「この日、安倍首相は顆粒球吸着除去療法(GCAP)を行ったようです。これは潰瘍性大腸炎がステロイドでは抑えられないほどひどい炎症を起こしているときに行うもの。GCAPの治療は、太い針を刺すので痛みも伴うし、頭痛などの副作用もある。治療後は身体がしんどく、一~二日は休む必要がある」
 事実、安倍首相は翌十八日も休養すると明かされた。
 安倍首相を担当する医師団の一人を直撃した。
――病院側は「追加検査」と説明しているが。
「報道でその言葉は見たが、私からは『追加検査』とは一切言っていない」
――GCAPを行ったのか。
「GCAPですか。それをやったか、やっていないかは何とも申し上げられない」
 史上最長の政権の、幕引きへのカウントダウンは既に始まっている。

「週刊文春」2020年8月27日号


 
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